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2019/07/26

第1話

初対面
今日は、待ちに待った日。

大好きで大好きで、リア恋な彼に会う日。

そう、3度目の写真集お渡し会!!

初めましても2度目ましても何故か大号泣してしまって、何もできなかった……。

けど今回は、服も、髪型も、メイクも、徹夜して完成させた!
Twitterにも参戦報告済み……いける!

列が形成され、並びながら頭の中は何を話そうかと妄想をめぐらせる。


スタッフ
スタッフ
次の方、どうぞー
呼ばれた!

3度目のリベンジ……。

仕切られたパーテーションの中にはいると、甘い香水の匂いが鼻を掠める。
テーブルを挟んだその向こうに、ニッコリと笑顔をうかべる彼がいた。
高崎翔太
高崎翔太
こんにちは!
今日は来てくれてありがとう。
ニッコリと笑いかけ、手を差し出す彼は、私の最推しでリア恋の相手…。

高崎翔太くん!!

3度目ましての彼が、テーブルを挟んで実質ゼロ距離にいる…。

今までの気合いと頭の中での妄想(シュミレーション)が一気に吹っ飛んでしまい、代わりに頬を涙が伝うのがわかった。
高崎翔太
高崎翔太
え?!大丈夫!?
いきなり目の前で泣かれて驚いたのか、翔太くんはオロオロしながら私の頭を撫でた。

その行為もまた嬉しくて、涙を助長させるに過ぎなかった。
ゆいほ
ゆいほ
ず、ずびばぜん……し、しょうだぐんに…まだあえだがら……うれじぐで……ヒッグ…(涙)
情けない、涙と鼻水でグズグズだ。

やっとまた会えたのに…必死で色々考えてきたのに……。

今度こそ認知して貰いたいとメイクも髪型もバッチリキメてきたのに……。
高崎翔太
高崎翔太
うん、うん、ありがとね!
翔太くんはひたすら泣き続ける私を慰めるように話を聞いてくれた。

本当に情けない、迷惑な奴だな……これじゃ…一生認知されないんじゃ……
スタッフ
スタッフ
そろそろ次の人いれますので。
スタッフさんにそう言われ、剥がされて泣きながら翔太くんの横を通り過ぎたその時…

微かに、だけどハッキリ…こう言われた。
高崎翔太
高崎翔太
ちゃんと、覚えてるよ。
可愛い可愛い……
3度目ましての泣き虫ちゃん。
って…。