私たち1年生は
上層部の命令でとある場所へ派遣された
私は少年院かな?と思ったけどそれとは別だった
そこは古い御屋敷だった
野薔薇ちゃんは西洋風のお屋敷の白い可愛い扉の前に立つ
それに続く私たちに向かって
そうやって扉を開こうとした野薔薇ちゃんを伏黒くんが止める
伏黒君は私の言葉にこくりと頷く
伏黒くんは私をしばらく見てからため息つきながら二人に言った
あっはっはーと笑う虎杖くん
まさか少年院事件?はもう終わってたの!?
って事は確か虎杖くんが次出てきたのって
合同試合みたいなやつだったよね
って事は合同試合は終わってるのか
その後すぐに私が来たって感じだったのね
てっきり最初ら辺だと勝手に思ってた……
遠い目どこかを見ている虎杖くん
まぁ、あれは感動の再会ではなかったシーンだったよね
可哀想になったから頭を撫でてあげた
少し照れている虎杖くんを野薔薇ちゃんが殴っていた
そういって伏黒くんの向かう日本家屋の方へ一緒に歩いていく
こんな呪霊退治のシーン
アニメにはなかったと思うんだけど
私が来たことでちょっと変わったのかな?
なんもないと良いんだけど
玄関に手をかけた伏黒くんが私を見て言う
しばらく無言が続く
そうして玄関の戸を開けた
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!