第11話

はじめまして呪術廻戦の皆さん
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2021/06/19 11:29
両面宿儺
両面宿儺
いつの世も人は面白いほど脆いのに
矜恃をもつものだな

あなたが迷うのも成長のひとつか
あの後私は答えを出せなかった



自分の命と他人の命を天秤にかけても決断できない私は中途半端な存在に感じた



頭を撫でる彼はそう呟いただけで何も私に言わなかった



彼の手は優しい





いつかこの優しい手を失うのだろうか


五条悟
五条悟
おかえり


気づくと最強さんがいて、私は縛られたままだった



戻ってきた



(なまえ)
あなた
帰りました…
どうやって帰ったか分からないけど




消えたい




そう一瞬でも思ったから戻ってきたんだと思う
中途半端な気持ちを抱えた私をみて最強さんは言った



五条悟
五条悟
宿儺と喧嘩したのかな?

喧嘩中悪いけど、君の立場をハッキリさせないと行けないんだ

上層部がうるさくてね
呆れたように言葉を続ける
五条悟
五条悟
両面宿儺絡みの人間が

虎杖悠仁に続いてあなたと2人になった


上のおじいちゃん達は怖くてしょうがないのさ

両面宿儺が自分の時代に顕在化してしまうのをね
そういう最強さんはじっと私を見てくる

目隠ししているのに何か見られてる感覚になる
私は両面宿儺さんと話したことを伝えた



私の力は呪術師より呪詛師の方がむいており

いつか両面宿儺さんが自由になった時

一緒に楽しもうと言われたことを



私は人を殺したくないが、まだ生きていきたい

いつか元の世界に帰るという希望は失いたくないため、両面宿儺さんを殺すという選択ができないこと



(なまえ)
あなた
私は中途半端な存在です

この世界の人間でもなく、呪術師にも呪詛師にも正義にも悪にもなりきれない

一般人だと思い込んだまま
力を持ってしまった無能な人間です
(なまえ)
あなた
自分のことも自分で決めることが出来ない卑怯な人間です

私はあなたがこの世界で1番強いと信じています

だから

もし、私にチャンスを下さるのなら私は生きたいです


そして…
(なまえ)
あなた
そして、生きるのに枷が必要なら
枷を嵌めてください


あなたたちの思う正義から外れてしまった時


殺してください

手を縛られているが、できる限り深く深く頭を垂れて許しを乞う


この世界を生きることを

この世界で死ぬことを


私の生死さえ決めさせてしまうワガママな自分を
(なまえ)
あなた
お願いします
惨めな私に涙がでそうになる


帰れるなら帰りたい


でもそれはできない



この世界を平凡に生きる事も許されない力と関係を持ってしまった

不幸なのか幸せなことなのか



今は生きたい


ただ生きている限り帰れる可能性は0じゃない

この世界に来た奇跡があるなら
帰る奇跡だって存在するに違いない


今は生きたい
五条悟
五条悟
んー……それならこうしようか
その後に続く最強さんの言葉に驚いたが


私は、






受け入れた











五条悟
五条悟
今日から君たちと同じ呪術師になる仲間を紹介するよ!!

そういう五条先生の後に同級生になる3人の前に立つ

呪術高専の制服を着て


(なまえ)
あなた
はじめまして、あなたと言います
まだ何も分からないですけど、できる限りこの世界のことを知ろうと思っています
そうお辞儀をしながら挨拶をすると3人3様な言葉を聞く
虎杖悠仁
虎杖悠仁
え!?おい宿儺!この子呪術師だったのか!?
釘崎野薔薇
釘崎野薔薇
虎杖と同じで呪術は初心者……

はぁーーー、あんた、
私の足引っ張らないでよ
伏黒恵
伏黒恵
五条先生がそういうのならいいんじゃないか

危険と感じたら虎杖と同じで俺がお前は祓う
私も驚いたけど、この世界の人達はこれが当たり前なのかすぐに適応してくれる


五条先生には感謝している




五条悟
五条悟
(とりあえず、呪術師やってみる?

それからでもいいじゃん)
おじいちゃん達はなんとか言っておくよー


そう呑気に言っていた先生




もっと酷いこと覚悟していたけど

先生は時間をくれた




これから学んでこの先自分で決めれるように時間をくれた


今はこの奇跡に感謝しないと
(なまえ)
あなた
呪術廻戦の皆さん

これからよろしくお願いします
呪術廻戦?何それ?といわれ急いで訂正しながら一緒に笑う同級生になった子達と今日から頑張っていこうと思った


今できることをしてみる


そんな小さな目標を掲げて

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