各自お昼、という事で作る気力が無く家から持ってきたゼリーを片手にガーデンテラスに向かう。
なるちゃんを誘おうと後ろから声をかけようとすると
一「なあよる、案内がてら一緒に食わねぇか?」
と、声をかけられた
そっか、学院の構図もなんも解んないもんね
『うん、いーよ。友達に声掛けてくるわ』
無断で行くと迷子か?!って思われちゃうからね。
『なーるちゃんっ♪』
鳴「きゃあっ!もお、びっくりしたじゃない」
後ろからぴょんっと抱きつくと優しく乱れた髪を直してくれるなるちゃん
鳴「それで、どうしたの?」
『えっとねー、今日は講師の人達と食べるから、みんなとは食べれないって報告!ごめんね?』
鳴「あら、そうだったの!いいわねぇ、アタシも話してみたかったわ」
残念そうに眉を下げるなるちゃんを見て、ひとつ案を思いついた
『なら!みんな呼んで食べようよ!!』
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!