第22話

これ以上はやめてくれ
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2020/03/22 12:18
萌舞は1人で来たわけでは無いらしく、
うしろには衣更真緒、氷鷹北斗の姿が


訳が解らなくなって、誰も言葉を発しようとはしない。

変な沈黙が流れた



その沈黙を破ったのは…



萌「ぐすっ、私、お話を聞いて欲しかっただけなのにぃ…」

えっなにキモイよ?((

夏「…キミの口から放たれる言葉を信じるとでモ?」

渉「ふふっ☆その演技、実に素晴らしい!演劇部に誘いたいぐらいです、まぁ貴方が下劣な嘘つきで無ければ、の話ですが……☆」

えっみんな怖いよ?((




左「誰だ…?」

乱「ラップ教えてる時には居なかったよね?」

一「女子だから…もう1人のプロデューサー?」

寂「ならなんでラップの授業には居なかったのかな?」




おっほほ皆さん知らなくて良い事もありましてよ?←


萌「えっ、えっと…わたしが授業に居なかったのは…」



てででメンバーの疑問に答えるように言い出す萌舞



萌「っ、よるちゃんに…閉じ込められててぇ…ぐすっ」

『え、わたし?←』




つい声に出してしまった

それにてででのメンバーは更に「???」と状況が分からない、という顔になっていく



萌「とぼけないでよぉ!私だって、みんなのプロデュースしたかったのに…ぐすっ、ううっ」



衣「そろそろ謝ったらどうだ?」

氷「これはあまりにも度が過ぎるぞ」




わあ……
きょわっっっ☆



凛「…ねぇま~くん、本気で言ってんの?」

衣「、凛月?!なんでお前そっちに…」

凛「そんなやつに騙されるとか、見損なった」




……まって、やばくない?
幼馴染割れてるよ…?


衣「っ!もういい、ここに居ても夢女が傷つくだけだ!!!」


そう言って衣更真緒は2人の腕を掴んで
目に涙を浮かばせながらどこかへ行ってしまった

……大丈夫かな、なんて他人事のように考えてしまうのはこの現実から逃げたいからだろうか





そう、てででメンバーに黒い笑みで囲まれているこの現実から。


『……ヒェッ』

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