第6話

保健室
2,641
2020/02/10 14:34
目覚めて真っ先に目に入ったのは真っ白な天井

体を起こし状況を整理する



…………あ、血吸われてそのまま寝たんだ

だとしたら運んでくれたのは凛月?
お昼そのままで来ちゃったな…

皆には話行ってるかな?
もんもんと考えるが今は時間を知りたい

取り敢えずしまっているカーテンを開く


陣「お、おはよう」

『おはようございます?てか今何時ですか』

陣「最後の授業が始まった頃ですね」

『えっ…えっ』

陣「午後は全部寝てましたね」

『なんでそうわざわざ言うのもう』

どうせ授業は始まってしまったから、と適当な話でもしようやっつー流れになった

陣「ココアと紅茶どっちがいー?」


棚を漁りながら尋ねてくる先生

『紅茶で〜!あ、オレンジペコーある?』
陣「ちょうどこの前紫之が補充しに来たぞ」
やっっ↑↑↑↑↑↑たぜ
ありがた〜くオレンジペコーを頂く

これやっぱり美味しいね、爽やかでフルーティー

陣「…っあ〜、言いたくなければいいんだが、実際のところどうなんだ?」

『…いま折角オレンジペコーを満喫してたのに』

なっんっでっ萌舞の事を出すかなぁっ〜

『別に、私メンタルだけは馬鹿強いしイジメ的なのは良いんだけど痛いのと苦しいのは嫌いだからな〜…』

陣「え、ちょっと待て」

『なによん』

陣「何がどうしてそうなった???」
え〜、教師陣これの真相しらんの?


知っ方ないなぁ〜!!!教えてあげよう!





〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

陣「お前が嵌められた、ってワケか」
『言っちゃえばね』

適当に説明を済ますとさがみんは難しそうにしていた


『えっ私大丈夫よ??そんなに悩まなくても良いのよ???』

陣「ばっかそれじゃお前の負担デカすぎんだろ」

『トゥンク…、、ごめんなんかキモかった』
陣「思った」
『ひどいわ!』


『……あ、』

陣「ん?なんだ?」

『そういやさ、誰がここまで運んでくれたの?』

「朔間だよ、兄貴のほう」

『ほぉ、なら昼飯メンバーには私がここにいる情報は行っているはず』

キーンコーンカーンコーン

『およ、終わった』

陣「はい、気ぃ付けて帰れよ〜」

『はぁい、気ぃ付けて帰りまぁ〜す』

何かとてつもなく中途半端なタイミングでなったな、チャイムこの野郎


私は保健室を出て2のBを目指す


教室のドアを開けるとみかちゃんとナルちゃんが駆け寄って来てくれた



みか「大丈夫なん?!ずっと心配してたんやで〜‪( ;ᯅ; )‬」

嵐「んもぅ!体調悪いならすぐに言って頂戴!」

『わ、もう大丈夫だよ!それに唯の貧血だしね』

なんか思ってたより心配してくれててちょっと歯がゆいというか…恥ずかしいと言うか?


あ、今日ダイスが来るんだ…めんどぉ…
レッスンも無いのでそのまま帰れる貴重な日…
おのれダイスゥウゥウゥ!!!



2人に心配ないよと言い別れを告げる

バッグを肩にかけると校門へと急ぐ

もうダイスに学校が終わった連絡は入れたし
お弁当箱もバッグに入っていた

誰かが入れてくれたのだろう


……早くしないとダイス受付の人に変質者扱いされちゃう…


まぁ変質者なのは間違ってないけど←

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