第4話

ドSさんと弱点
3,364
2018/05/29 14:14
その日の夜の10時30分頃…


玲於side
コンコンッ

佐野玲於
佐野玲於
はぁーい
あなた

佐野…?
入ってもいい?

佐野玲於
佐野玲於
いいよ
よしよし、来たか
佐野玲於
佐野玲於
顔真っ赤にして照れてたのは直った?
あなた

照れてなんかないわよ…っ!!

佐野玲於
佐野玲於
…言葉遣い
あなた

あ……。

佐野玲於
佐野玲於
はい、ペナルティ1 ね
あなた

なにそr…

佐野玲於
佐野玲於
いいからこっち来て?
俺がそう言うと  あなたは

とことこ こっちにやって来る






ギュッ




俺は後ろからあなたを抱きしめた
あなた

…んひゃあっ、、、っ…ぅ、、




なんて可愛い声出してんだよ…。


あなた

さ、佐野…っ、、!
…はなして、?

佐野玲於
佐野玲於
玲於 って呼べよ
あなた

…やぁ、、だ

佐野玲於
佐野玲於
ふーん…?
反抗するんだぁ、、?



生意気な事ばっか言ってると

どうなるかカラダに教えてやるよ







佐野玲於
佐野玲於
玲於って呼んで、、?
これでも言えない?
俺は耳元で囁いた






あなた

…はな、、し…なさい、、、




頑固だなぁ……


まぁ、その方が楽しいからいいんだけどっ♪



佐野玲於
佐野玲於
じゃあこれなら…?





かぷっ




耳を緩く噛んでみた さてどうなるかなぁ

あなた

ん…っ、、ぅぁ、、やめ、、




声、、かわい……//////



ってなんでこっちが照れてんだよ、、っ!



佐野玲於
佐野玲於
玲於って呼べたら止めてあげる
あなた

…れ……お、、っ…

佐野玲於
佐野玲於
ん、いいよ


俺が解放してやると



あなたはすぐに俺から離れた
あなた

…執事のくせに…っ!!

佐野玲於
佐野玲於
今は業務時間外だけど?
あなた

うっ……


いちいち反応が面白いんだよ………笑
佐野玲於
佐野玲於
じゃあ今から俺、ランニング行くから。
涼太くんのとこにも行くんでしょ?
あなた

あ、そうだった…!!

佐野玲於
佐野玲於
時間も遅いから、早く寝ろよ?
あなた

い、われなくても…分かってる

佐野玲於
佐野玲於
そっか、じゃあな
あなた

……おやすみ、、っ!!!

バタンッ





ちゃんと挨拶はしてから出ていくんだ……笑




あー楽しかった!




大満足っ!





しばらく遊べそうだな〜♡♡

────────────────────────
涼太side



あなた遅いなぁ……







コンコンッ

あなた

片寄、、起きてる…?

お、きたきたっ!

片寄涼太
片寄涼太
起きてるよ ニコッ
どーぞ?
あなた

あの、、遅くなってごめん…

片寄涼太
片寄涼太
うん、全然いいんだけどさ
なんで遅くなったの?
あなた

別に何もないわよ…っ?



ん?お嬢様言葉使ってる…


まぁいっか


片寄涼太
片寄涼太
まぁいいけど…。
ここ座って?


俺はあなたを椅子に座らせ、


ふと横顔を見た
片寄涼太
片寄涼太
あれ?ここ、どしたの?


注目したのは 耳 。



耳たぶの 1箇所だけ 少し赤い

あなた

な、、なにが…っ、、??



うわ、めっちゃ動揺してんじゃん…笑
片寄涼太
片寄涼太
1箇所だけ赤いけど…
あなた

べつに……そんなこと、、ないわ…?



またお嬢様言葉だ……





もしかして…


嘘つくとき ってお嬢様言葉に戻っちゃうのかも、、
片寄涼太
片寄涼太
ねぇ、あなた?
あなた

…なに、、?

片寄涼太
片寄涼太
その傷なんで付いたか教えて?
あなた

…さっき自分の爪で引っ掻いて
傷がついただけよ


ほらやっぱり、、

言葉遣い変わるんだ…

これは大発見っ!!!!♪
片寄涼太
片寄涼太
本当はなに?
あなた

…だから、、爪で…

片寄涼太
片寄涼太
嘘はいいから。
あなた

…っ、、

片寄涼太
片寄涼太
ほんとは?



あなたは少し俯いて答えた


あなた

玲於に かぷっ ってされたの






かぷっ って……言い方、、、、かわい…/////




ってそこじゃなくて!

甘噛みってこと…!?!?



うわぁ…そこまで攻めたかぁ、、、、

片寄涼太
片寄涼太
それで?
あなた

玲於 って呼べたら止めてあげる

って言われて……

片寄涼太
片寄涼太
そっか、そっかぁ…
あなた

あの、、ね…?
私、ずっとさっきから思ってたんだけど…

片寄涼太
片寄涼太
なに?
あなた

私がお父様の前であなた達の事を
名前で呼ぶのには問題ないんだけど…

あなた達が あなた って普段から
呼んでると、お父様の前でも
言ってしまうと思うの、、、

片寄涼太
片寄涼太
もしそんなことになったら俺たちは
クビかもしんないねぇ…?
そうなるのは嫌って言いたいの?
あなた

…いや、、決して
そういう訳じゃないわよ……?



うん、そうなんだね…笑




わっかりやすいなぁ、、、、、笑
片寄涼太
片寄涼太
でもその心配はいらないよ
あなた

どうして?

片寄涼太
片寄涼太
だってご主人様は明日から
3年間アメリカに……あ、、、
あなた

お父様がアメリカへ ってどういうこと!?

片寄涼太
片寄涼太
いや、、あの…明日話そうと
思ってたんだけど…



ミスった……


もうここまで言っちゃってるし、、いっか!
片寄涼太
片寄涼太
アメリカにお父様の経営する会社の
新しい支店が出来るそうで……
その総監督としてアメリカへ行かれます
あなた

…あっそ、、






一瞬にしてあなたは しゅん としてしまった



片寄涼太
片寄涼太
でもその間、俺たちはずっと
お嬢様の側に居ますから!
あなた

えぇ、ありがと…



完全に上の空で話すあなた…。



片寄涼太
片寄涼太
何か飲む?
あなた

ううん、いらない…

片寄涼太
片寄涼太
まぁまぁ、そう言わずに!



俺はカモミールティーを入れた

片寄涼太
片寄涼太
カモミールティーは安眠効果があるから
落ち着いてよく寝られるよ ニコッ
あなた

…ありがと



あなたは ふーふー しながら1口飲んだ

片寄涼太
片寄涼太
どう?
あなた

…砂糖が足りない

片寄涼太
片寄涼太
結構入れたんだけど、、


ガムシロップ1つ全部は入れた


俺は普段、何も入れないから

俺的には結構甘い方なんだけどな…?

あなた

ガムシロップは常に3つ!基本でしょ!

片寄涼太
片寄涼太
はぁ…!?
甘すぎだろっ!
あなた

私にはそれで合うの!



舌が異常だわ……


ガムシロップを2つ追加してまたカップを渡した



そして それを1口飲んで……


あなた

んふふ、しあわせ…♡♡

満足そうに笑う あなた。






はぁ、可愛い……///////

あなた

ご馳走様っ!

片寄涼太
片寄涼太
お粗末様でしたニコッ
あなた

…美味しかった!

片寄涼太
片寄涼太
ガムシロップは3つね、
覚えておきます…笑


あなたは少し俯いて何か考えている様子だった
あなた

り、、りょうた…!
あなたを私の専属紅茶係に任命するわ!



あ、名前で呼んでくれてる、、、、、笑



それを考えてたのか、、
片寄涼太
片寄涼太
光栄です。ありがとうございますニコッ


俺は胸に手を当てて 少し礼をした
あなた

遅くまでごめんなさいね…!

片寄涼太
片寄涼太
いえいえ!
あなた

おやすみなさい ニコッ

片寄涼太
片寄涼太
おやすみ
そう言って俺は手を振った



バタン…








ふぅ、、、、、、、





あなたにドキドキさせられすぎて




本来の目的の

“ 名前で呼ばせること ”


忘れてたよ…笑





紅茶を飲んだ時の幸せそうな顔、、、


可愛かったなぁ、、、


あんな表情するんだ…




帰る直前の笑顔も可愛かった、、//////















ダメだ、、、


逆に俺が狂わされてんじゃねーかよ…

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