お父様が帰ってくる前日のこと……
涼太side
あれ?なんか元気ない、、?
隼がいつも通りの♡付きで話しかけても
うーん……どしたんだろ、、?
そう思いつつも食事が始まった
いつもなら
『これ、おいひぃっ!!♡』
と、嬉しそうに食べるのに…
今日はため息ひとつ………。
あ、俺が言おうとしてたのに…っ!!
あなたは少し涙ぐみながら話した。
ここまで黙って聞いていた玲於が
いきなり大声を出した
俺はスケジュールを確認した
確かにそうだ。
お父様は帰ってきてから
3、4回パーティーに行かないといけない
でもそんなスケジュール俺でも頭に入ってなかった…
そう言いながら龍友くんは
あなたの頭に手を乗せて撫でた
あなたは龍友くんに抱きついた
そう言うと、あなたは ぱっと顔を上げて
涙で真っ赤な目を玲於に向けた
いやいや、、、、可愛すg…
って玲於の顔!!!!!
赤すぎだろ!!笑笑
大照れの佐野さん、
彼女をずっと抱きしめて離さない数原さん、
泣き虫の女の子、
それを囲む陽気な5人
これがずっと続けばいいんだけどなぁ
そんなことを考えてた俺は まだまだ甘かった
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!