あなたside
なんかさっき玲於から部屋に来るように言われた
何の用だろ……?
コンコンッ
なんか玲於の顔は真っ赤。
どしたんだろ…?
外……出ていいってこと、、、?
学校までは 送迎付き。
帰ったらメイドに囲まれ、家庭教師とすぐ勉強。
私には放課後 友達と出掛けて、美味しい
スイーツを食べて………なんて、夢の話だった
だいぶ前、学校で あるドラマが流行った
周りの友達はみんなそのドラマを見ていて、
私は 話についていく ために、お父様にお願いして
ドラマを見させてもらった
そのドラマは 学園でのラブドラマだった
ドラマ中では、
帰り道、クレープと呼ばれるスイーツを食べて
友達とお喋りして、
学校の文化祭や体育祭で 「青春」 をして………
そんな学園生活に憧れた
でも現実は 自由に1人で外を歩くことは禁止され、
出掛けるとなれば 2人以上のメイドと運転手。
商店街などの 人が多い所には
危険があるらしく、行かせてもらえなかった
でも、今ならお父様は不在。
家には7人の執事だけ………。
私の夢が、、、叶うの…………?
そう言って心配そうに顔を覗き込んでくる玲於。
“ ドキッ ”
なに、、、今の………?
ふぅ、、、、と私はバレないように深呼吸した
ふとした瞬間に見せる 玲於の幼い顔…
って はぁぁぁぁぁぁ!?!?
何思ってんのよ、私!!!!!!!
なんか変だ…………
────────────────────────
〜その日の夜〜
全員席に座り………
あなたside
なんでそんなこと聞くんだろ…?
だって別に普通にお出かけするだけだよ?
龍友side
ダメだこりゃ………
天然問題 大発生やわ、、笑
そう言って 机の上に肘をついた腕を
しゅっと引っ込めて 膝の上に置き、
「 いい子 」 にしてるあなた。
いやいやいや……まてまて、、、、、
あんたの事で話し合っとるんやって…!!!笑
どこまで天然なんや…もう、、、
仕方ないなぁ…
一瞬にしてあなたの目の色が変わった
キラキラと音が出そうなくらい 輝いている
大きく頷いた
そして俺がいちごを出してやると…
座ったまま じぃーっと俺を見つめて
冷蔵庫から練乳を取ってきて…
幸せそうに笑うあなた。
可愛すぎんだろ……/////
そんなあなたの可愛さに浸っていると…
そう言った隼の目線の先には
と満足そうにいちごを頬張るあなた。
小さくため息をつく玲於。
相変わらず ずっと嬉しそうに食べ続けるあなた。
こうして全員と
「 デート 」の約束が決まりましたっ!!
ま、あなたからすると
「 少し特別なお出かけ 」 なのですが…
次話予告─────────────────
玲於とお出かけ…!!!!!
意外な○○○にきゅんきゅんです♡
お知らせ─────────────────
今週から期末テスト一週間前に入りました!
そして中三ということもあり…
さすがに真剣にやらないとマズいので、
少し更新頻度落ちます!!!!
(だいぶ)
でも出来る限り頑張りますので…!
お気に入りを解除せず、
ゆったり待ってて頂けたら嬉しいです!!🙇🏻♂️🙇🏻♂️
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。