投票結果は以下の通りになりました。

それでは物語の続きをどうぞ。
差し出された男性の手をおずおずと取るとゆっくりと階段を登る。
でも腕を組んだりする訳でも無くただ手を繋いで階段を登っている状態になった。
さすがに少し恥ずかしくなって踊り場に着いた時手を離してほしいと言おうと思い、男性の方に目を向けるとさっきより少し頬に赤みが差していた。
一瞬思考を読まれたのかと思ってドキリとしたがどうやら違うようだ。
自分の行った行動が間違っていることに気付いて恥ずかしくなり顔が赤くなっていたようだ。
別に不快と思っていない、大丈夫だと伝えると男性は少しホッとした様子を見せ手を離しこの場所の説明を始めた。
そうはにかみながら説明をする男性はさっきより少し幼く見えた。
そう言われ石楠色のソファの端に腰掛ける。案内された部屋は応接間の様だ。
ソファはフカフカで座り心地がとても良い。
そう言うと男性は部屋を出ていった。
クルリと部屋を観察してみる壁紙は躑躅色を基調に白でマーブル柄を描いている。
朝焼けの空みたいだと思う。
出窓はマゼンタ色のカーテンで閉じられている。
カーテンの前には白いレースのクロスと少し不格好な黒猫のぬいぐるみが置いてある。
ソファの前にはベビーピンクのテーブルクロスが掛けられたローテーブル。
床にはピギーピンクの正方形の絨毯が敷かれている。
見事にピンクづくしだ。
確かに少し朝焼けを思い浮かべる色合いだと思う。
突然、少しくぐもった少女の声が隣から聞こえ驚いて隣を凝視する。
さっきまで誰もいなかった。物音もしなかった。
少女はにししと屈託なく人懐っこい笑顔を浮かべている。
中学生くらいの少女だ。腰まで伸びた焦げ茶の髪。長い睫毛に縁取られたパッチリした目。左目に涙ぼくろ。
膝丈で萌え袖の桜色のワンピース。ウエストの辺りを桃色の帯の様なリボンを後ろで蝶々結びをしている。
マゼンタのスニーカーに白い踝丈のソックス。胸元には桜色の石を赤で縁取ったハートのペンダント。
髪にはワンピースと同じ桜色のリボンをカチューシャの様にして頭の右側で蝶々結びをしていて全体的にピンクづくしだ。
ふんわりとした不思議なおっとりとした雰囲気がする。

ニコッと笑うあい。
分からないと伝えると目を見開いて驚いている。
そう言いながらぐで〜とソファでだらけるあい。
トイレに行きたいと伝えると案内すると言う。
確かにと思い案内を頼むことにした。
ジャー
終わったと答えながら手を洗う。鏡を見ながら改めて自分はどこから来たのか思い出そうとしたが何も思い出せない。
でも、ニットなどの服装からしてきっとゆっくりしようとしていたのだろう。

そう言うとあいはスキップしながら廊下を進む。
見た目より動作が少し幼い。
そう言うとニコッと笑うあい。
入口の方を向くと男性がティーカップが2つの置いてあるお盆を持っていた。
そう言うとまた部屋を出ていった。
フワリとフローラルな香りが漂っている。
ティーカップの中を覗くと花弁が浮かぶ紫色の液体が入っている。

お茶………なのだろうか…………。
あいは美味しそうに飲んでいるが……。
色のせいもあるが見ず知らずの場所で出された物を飲むのも少し気が引ける。
どうしよう………。
アンケート
出されたお茶を飲みますか?
あいも飲んでいるし、大丈夫だろう。飲もう。
85%
やはり気が引ける。飲むのはやめておこう
15%
投票数: 13票















編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。