第59話

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2021/04/01 16:30



ジミンside








これまで自分がやってきたこと。

あなたを傷つけてきただろうこと。





その罪の意識がズシンとのしかかる。







それと同時に、


あなたの顔を思い出した。
















笑ってる顔も、



膨れてる顔も、



安心して寝てる顔も。










思い出すのはいつだって1年以上前のあなたの顔で。




最近、あなたの顔を見れてない。

見ようとしていない。







逃げるのではなく、現実を見始めると、


最近、あなたとちゃんと話してない自分しか見えなかった。







ジミン
ジミン
…………
ジミン
ジミン
💭あなたに、言おう。
 ちゃんと……
ジミン
ジミン
💭あなたに謝ろう。
 これまでのこと。
ジミン
ジミン
💭それで……叶うなら、
 もう一度……






🔔ピンボーン🔔









ジミン
ジミン
きた……
よしッ!





顔を叩いて、怖くて震える自分を奮い立たせる。













あなたに許してもらうまで謝る。






謝って謝って、許してもらう。








扉を開けるまで、その決意が揺らぐなんて、


微塵も想定してなかった。









🚪ガチャッ








目の前に立っていたのは、ジョングク。




最初ビックリして声が出なかった。








ジミン
ジミン
ジョングク………?



そして、視界が広がりよくみると、


ジョングクの後ろにあなたがいた。





ジミン
ジミン
と……、あなた………







よく見ると、2人は手を繋いでて。





僕は、それを見てカッと頭が熱くなって、



そしてすぐに悲しくなった。









そうさせてるのは自分だって思うから。











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