何とか午前中の授業が終わった
…お昼ご飯の時間なのに食べる相手がいません!!
あ、明那〜!!私の救世主じゃん!神様!!
せっかくの攻略対象とのお昼ご飯…不破先輩は絶対に私に来て欲しくないだろうし気まずくなるのも承知だが…
さっきも話したし大丈夫と何故かそう思ってしまう
ぼっち飯と天秤にかけて考えると首を縦に振るしか無かった
すると明那先輩が「こっち!」と言って手を引いてきたので身を委ねて不破先輩の所へ行く
まあまあ上がった方なのについでみたいな言い方…w
もういいけど。ぼっち飯よりはマシだ
そう自分に言い聞かせて席に座った
シェフ特製のお弁当を食べ進めていた時、明那先輩が呟くように言った
そんな事生まれて初めて言われたのでびっくりする
そう言って肩を組まれた。助けを求めるように明那先輩を見ても先輩ももう片方の腕で肩を組まれているのでなんにも出来なさそうだった
だけど嫌では無かった。むしろ楽しいと思えた。普通の青春を送れている気がしたからなのかは分からないが、なぜかそう思った
入学式前では考えられなかったこの光景。
談笑しながらご飯を食べる、前世では当たり前のように思っていたけどこんなに嬉しいものだとは思いもしなかった。
ひどい言われようだし、好感度は−だけどこんな風に話してくれる事だけでも嬉しいと感じてしまうのは可笑しくなってしまっているのだろう。だけど、もうずっとこの空間に居たいと思える程居心地が良かった












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。