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第4話

4Channel 凶暴化
答えられずに俯いて言い淀んでいると、
光くんから助け舟が出される。
逢沢 光希
逢沢 光希
明らかに様子が
おかしかったからだろ
逢沢 優希
逢沢 優希
そっか、そうだよね。
変なこと聞いてごめん
あなた

ううん、平気

優くんは聡いので、
もしかしたらなにか勘づいたかもしれない。

そう思ったら、
優くんのほうを見ることができなかった。

***

登校して早々、
今日は休校になることが決まった。
逢沢 優希
逢沢 優希
あなた、今日はうちに来なよ。
いろいろあったあとだし、
そばにいさせて
あなた

優くん……うん、
私もふたりといたい。
そのほうが安心す──わっ

下駄箱で外靴に履き替えていると、
同じクラスの男子生徒と肩がぶつかる。

その瞬間、また見えてしまった。
あなた

あ、ああ……

頭に浮かぶのは傘の先を咥えて
学校の階段から落ちる彼の姿。

口から後頭部まで、
傘が突き刺さるビジョン。
逢沢 光希
逢沢 光希
危ねえな
よろめいた私の腕を
光くんが掴んだ。
あなた

ぁ……ああ……

お礼も言えないでいると、
光くんが顔を覗き込んでくる。
逢沢 光希
逢沢 光希
おい、顔が真っ青だぞ
あなた

ごめん……私、行かなきゃ

あなた

(あのビジョンが
いつ起こることかわからないけど、
少なくとも学校で起こるのは確かだ)

逢沢 優希
逢沢 優希
行くってどこへ?
あなた

ごめん、ちょっと先帰ってて!

説明する暇もなく、私は駆け出す。

すると、まさに傘の先を咥えて
階段の上に立つ男子の姿が。
あなた

やめて! なにをしてるの!

声をかけてもその目は虚ろで、
なにを話しかけても返答がない。
クラスメイト
クラスメイト
見てた人間も加害者、
それを広めた人間も加害者……
ブツブツと呟いている男子生徒を止めるべく、
階段を上がろうとしたら──。

それよりも先に、男子生徒が飛び降りた。

私の真横を勢いよく
大きな物体が落ちていく。

それが人だと理解したのは、
背後でズサリとなにかが肉を貫く音がしたから。

私に飛び散る生温かい血の感触や、
鉄さびの匂いを感じたから。
あなた

あ、ああ……

震えながら、恐る恐る振り返る。

傘に貫かれ、うつ伏せに倒れている男子生徒。

その後頭部から突き出ている傘の先端には、
肉片と血がついていて、
ポタポタと床に赤いシミを作っている。
あなた

嫌ああああああっ

悲鳴をあげる私のもとに、
走る足音が近づいて来て──。
逢沢 光希
逢沢 光希
あなた!
逢沢 優希
逢沢 優希
あなた!
光くんと優くんが駆けつけて
きてくれたのがわかった瞬間、
私は腰を抜かした。
逢沢 優希
逢沢 優希
これは……っ
逢沢 光希
逢沢 光希
くそっ……また死人かよっ。
とりあえず、お前は見んな
光くんが後ろから抱きしめてくれて、
私の目を手で覆う。
あなた

傘の先……咥えて
飛び降りたの……。
止めようとしたけど、
間に合わなかった……っ

逢沢 優希
逢沢 優希
あなた、きみは……いや、
とにかく今はここから離れよう。
あなたが事件に関係あると思われる
逢沢 光希
逢沢 光希
ああ
私はふたりに連れられて、
その場から離れた。

***

翌日、クラスから2名もの死人が出たことにより、
保護者会が開かれることになった。

学校側は原因究明に努める、という説明だけで、
保護者からはかなり責められたらしい。

でも、本当に原因がわからない。

これで謎の死の連鎖が終わるのか
不安に思いながら、
授業を受けているときだった。
あなた

(なにしてるんだろう?)

私のいる窓際の後ろの席から、
斜め前に座っている
男子生徒の手元が見えるのだが……。

スマホ画面を熱心に見ている。
あなた

(あれって、【加害者同盟】の動画?
あんなに下向いてると、
先生にバレちゃいそうだけど……)

ハラハラしていると、案の定──。
先生
先生
こら、なにをしてるんだ
先生に咎められ、
彼はスマホを没収されてしまう。

没収した彼のスマホを見た先生は、
怪訝そうに首を傾げた。
先生
先生
なんだ、なにも映って
ないじゃないか
不審がる先生に、
男子生徒がいきなり掴みかかる。
クラスメイト
クラスメイト
返せ!