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第12話

12Channel 呪いの始まり
逢沢 優希
逢沢 優希
先輩たちはどうやって
生き残ったんですか?
逢沢 優希
逢沢 優希
佐伯さんたちの代から
俺たちの代まで、
死の病は落ち着いてたと
思うんです。どうして
今になって動画が再開して……
佐伯 友則
佐伯 友則
私たちのクラスで
自殺者が出たんだ。
イジメが原因だったらしい
その言葉に心臓がどくりと音を立てる。
佐伯 友則
佐伯 友則
私は、イジメによって
自殺者が出たことが
始まりだったんじゃないかって
あなた

っ……

あなた

(じゃあ、亜子の死が
呪いのはじまりだったかも
しれないってこと?)

逢沢 光希
逢沢 光希
自殺者って……前島のことか
気遣わしげな光くんの眼差しが
私に向けられる。
佐伯 友則
佐伯 友則
【加害者同盟】は、イジメられて
死んだ生徒の霊じゃないかって
思ったんです
あなた

そういえば前に傘を咥えて
階段から飛び降りて
自殺した男の子……

あなた

『見てた人間も加害者、
それを広めた人間も
加害者……』って、言ってた

逢沢 優希
逢沢 優希
イジメられた人間の
言葉に聞こえるね
あなた

(あれが霊のメッセージなら、
こうしてみんなが死んでるのは、
親友を見殺しにした私のせい……)

あなた

(亜子が私たちを恨んで、
こんなことをしたなら……)

佐伯 友則
佐伯 友則
私たちは、呪いを止めるために
その自殺者を……ぐ、ううっ
話している途中で、
佐伯さんは急に頭を押さえる。
あなた

大丈夫ですか!?

慌てて席を立って佐伯さんのほうに行き、
その背中をさする。
佐伯 友則
佐伯 友則
大丈夫です……
ちょっと頭痛が……
額に脂汗が浮かんでいる。

頭痛がちょっとどころではないほど
ひどいのだろう。
佐伯 友則
佐伯 友則
私たちは……止めたんだ、
呪いを。だけど、どうして……っ、
その方法を思い出せない。
さっきまで覚えてたのに!
取り乱す佐伯さんに、
私たちは顔を見合わせる。
逢沢 優希
逢沢 優希
先輩たちが解決策を
思い出せないよう、
呪いがかけられてるの
かもしれない
逢沢 光希
逢沢 光希
解決策があるって
わかっただけでも収穫だ
あなた

佐伯さん、ありがとう
ございました

佐伯 友則
佐伯 友則
すまない、力になれなくて。
どうか無事で……
***

振り出しに戻ったとまではいかないが、
結局、実体のない霊を相手に、
どう立ち向かえばいいのかわからず……。

沈んだ気分で、
私たちは夕暮れの帰路につく。
逢沢 優希
逢沢 優希
さて、どうやって
解決策を見つけよう
あなた

佐伯さんは
その自殺者を……って
言いかけてたよね

逢沢 光希
逢沢 光希
前島が【加害者同盟】なら、
前島のことを調べてみるか?
あなた

亜子……

あなた

(そんなにも私たちのことを
恨んでたの?)

そう思う反面……。
あなた

(どんなことがあっても、
亜子は誰かを傷つけるような
人じゃない)

そんな気持ちもあって、
どうしても彼女が【加害者同盟】だと
信じきれない自分もいた。
あなた

(でもこれも、自分の罪を
認めたくないからかも
しれないけど……)

──♪~♪~♪~

誰かのスマホが鳴った。

この音楽は優くんだ。
逢沢 優希
逢沢 優希
ちょっとごめん
優くんは手を合わせて、
すぐに電話に出る。
逢沢 優希
逢沢 優希
どうしたんだ、直哉なおや
直哉
直哉
た、助けてくれ!
電話越しでもわかるほど切羽詰まった声が、
私たちの耳にも届いた。