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第16話

16Channel 秘密を打ち明ける時
逢沢 優希
逢沢 優希
直哉!
扉に追い縋ろうとする優くんを、
光くんは後ろから羽交い締めにした。
逢沢 光希
逢沢 光希
直哉の思いを無駄にする気か!
俺たちまで死んだら、
なにも解決しないまま
終わるんだぞ!
あなた

(優くん、つらいよね……)

鼻の奥がツーンとする。

目頭が熱くなって、
私は涙をこらえながら
優くんの腕を掴んだ。
あなた

直哉くんは警察を
呼んだって言ってた。
だからすぐに助けが来るよ

あなた

でも、私たちがここに残ってたら、
警察で事情聴取を受けることに
なっちゃう。

あなた

その間、呪いの影響が出たりしたら、
私たちは犯罪者になっちゃうかもしれない

逢沢 光希
逢沢 光希
俺たちが警察官の目の前で
人を襲わないとは限らないしな
逢沢 優希
逢沢 優希
……わかってる。
頭では、ちゃんと……
歯を食いしばって、
涙を流す優くんに胸が痛んだ。
逢沢 優希
逢沢 優希
俺、もしふたりが今の
相田のようになったら、
きっと直哉と同じことを
したと思う
逢沢 優希
逢沢 優希
気持ちがわかるから、
助けたかったんだ……っ
でも、俺がここにいても、
なにもできないっ
泣きだす優くんを光くんと支えながら、
私たちはその場を離れる。

そして、近くの公園のベンチに腰かけ、
優くんが落ち着くのを待つ。
逢沢 光希
逢沢 光希
そういえば……お前、
どうしてあのとき戻ってきたんだよ
光くんが咎めるような目を
私に向けた。
逢沢 光希
逢沢 光希
先に逃げろって言っただろうが
あなた

それは……ふたりを
失いたくなかったからだよ

あなた

(死のビジョンを
見てしまったから……)

逢沢 優希
逢沢 優希
気のせいだったらごめん。
あなたは……次に誰が呪いの
犠牲になるのか、わかるの?
あなた

え……

逢沢 優希
逢沢 優希
最初に自殺したクラスの
女子のときは、なにか悩みが
あるの?って聞いてたよね
逢沢 優希
逢沢 優希
そのあと、傘に貫かれて
死んだ男子のときも、
肩がぶつかったときに
急いであとを追いかけて行った
逢沢 優希
逢沢 優希
相田の家に突入するときも、
入ったら殺されるって
俺たちを止めたよね
私は黙り込むしかなかった。
逢沢 光希
逢沢 光希
俺も優と同じだ、
変だなと思ってた。
でも、普通に考えてありえないだろ。
次に誰が死ぬかわかるなんて
逢沢 優希
逢沢 優希
でも、今は普通じゃない事態が
起こってる。呪いだって、
非科学的だろ
逢沢 光希
逢沢 光希
確かにな……。それに、
あなたの顔を見てれば、
なにかあるのは確実だしな
あなた

(もうダメだ。
ふたりには隠しておけない)

逢沢 光希
逢沢 光希
おい、あなた。なにを隠してやがる。
俺たち赤ん坊の頃から
一緒にいるんだぞ、
隠し通せると思うなよ
逢沢 優希
逢沢 優希
光の言い方はあれだけど、
俺たちを信じてよ
あなた

光くん、優くん……

あなた

(そうだよね。
どんなに信じられないことでも、
ふたりなら信じてくれるはず)

私は深呼吸をして、
静かに自分の力のことを話した。

ふたりは目を見張っていたけれど、
黙って耳を傾けてくれる。
あなた

……死のビジョンが見えるの、
これが、私の隠してきた秘密