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第13話

13Channel 赤い家(前編)
突然かかってきた、
優くんの友達からの電話。

私たちは急いで、
直哉くんのもとへ駆けつけた。
逢沢 優希
逢沢 優希
直哉!
直哉
直哉
ああ、優希! 
光希たちも来てくれたんだな
逢沢 優希
逢沢 優希
なにがあったんだよ。
ここ、お前の親友の相田あいだの家だろ
みんなで、目の前の一軒家を見上げる。
直哉
直哉
相田から1時間前に連絡があって、
あいつ、人を殺しそうで怖いって……。
それから何度電話かけても、
出ないんだよ!
あなた

それって……
かなりまずいんじゃ……

直哉
直哉
インターフォンを鳴らしても出ないし、
明らかに様子がおかしいだろ?
俺、どうしたらいいのか
わからなくて……
あなた

(光くんと優くんはクラスでも、
一目置かれてるし、
それで頼ってきたんだろうな)

逢沢 光希
逢沢 光希
インターフォンに出ないってことは、
正面から入っても駄目ってことだろ。
なら、忍び込むしかねえな
そう言って光くんは、
私を振り返る。
逢沢 光希
逢沢 光希
お前は外で待ってろ
逢沢 優希
逢沢 優希
そうだよ、あなたは俺のせいで
肩を怪我してるんだ。
これ以上、傷ついてほしくない
あなた

(ふたりとも、心配してくれるのは
嬉しいけど……)

あなた

私も、ふたりには傷ついて
ほしくないって思ってるんだよ。
私になにが出来るかわからないけど、
一緒に連れてって

置いていかれたくなくて、
迷わずふたりの手を掴む。

その瞬間、頭に浮かぶビジョン。

斧を振り翳す相田くんの姿と、
ふたりが首を斬られる
死のビジョンを見てしまう。
あなた

……っ

私は思わずふたりの手を離して、
震え出す自分の身体を抱きしめる。
あなた

絶対に入っちゃダメ……
殺されちゃうっ

ふたりの飛び散った血と、
床に転がった頭が脳裏に
こびりついて離れない。

あまりの惨劇に「入っちゃダメ」とだけ
繰り返す私の肩を光くんが引き寄せた。
逢沢 光希
逢沢 光希
怖いなら、 待ってろ
あなた

私が怖いのは……
自分が傷つくことじゃなくて、
ふたりになにかあったらって
思うからだよ

逢沢 優希
逢沢 優希
あなた……
あなた

ふたりが危険なところに行くのに、
私だけ安全なところにいるなんて
できない。絶対に一緒に行く

強く言い切ると、
ふたりは渋々といった様子で
頷いてくれた。

武器になりそうな熊手や掃除道具などを手に、
私たちは庭に回る。

窓から部屋の中を覗くが、
人影はない。
逢沢 光希
逢沢 光希
誰もいねえのか?
光くんが窓に手をかけると、
カラカラと音を立てて開いた。
直哉
直哉
相田ん家、よくおばさんが
庭仕事をするから、
窓開いてること多いんだよ
逢沢 光希
逢沢 光希
それは好都合だな
土足のまま部屋に
上がろうとする光くん。
あなた

これって不法侵入じゃないの?
それに土足……

逢沢 光希
逢沢 光希
今は緊急事態だろ。
あと、もし逃げなきゃ
いけないような事態になったら、
靴履いてる時間なんてねえだろ
あなた

確かに……

あなた

(あのビジョンは、
誰かの家の中だった。
たぶん、この家だ。
絶対に逃げなきゃいけない
ような状況になる)

逢沢 優希
逢沢 優希
ここは靴を履いたまま入ろう
私たちは頷き合い、
静かに家の中へとお邪魔する。
直哉
直哉
静かだな……この時間、
おばさんは専業主婦だから、
いつも家にいるはずなんだけど……
直哉くんがそう言いながら
キッチンに行った途端──。
直哉
直哉
うわあっ