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第9話

9Channel ユウ
クラスメイトが屋上から飛び降りたことで、
学校は今日も休校になった。

でも、私たちは帰ることなく、
先生の目を盗んでパソコン室にいた。
逢沢 光希
逢沢 光希
このまま殺されるのを
待ってるなんてごめんだ
逢沢 優希
逢沢 優希
ああ、動画について調べよう。
ネットとかで【加害者同盟】の
配信者を突き止めて、
動画の配信をやめさせるんだ
あなた

でも、そもそも
配信者って人間なの?

逢沢 優希
逢沢 優希
それはわからないけど、
手を尽くしてみる価値はある
学校のパソコンで
配信者について調べていると……。
逢沢 光希
逢沢 光希
これ、見てみろよ

光くんが操作しているパソコンの画面を
優くんと覗き込む。
あなた

都市伝説の掲示板?

逢沢 優希
逢沢 優希
このスレッド、俺たちが通ってる
高校で、死の病ってのが
流行ったって書いてある
逢沢 優希
逢沢 優希
このスレットが上がったの、
20年前みたいだよ
逢沢 光希
逢沢 光希
じゃあ、20年前の卒業生を
手当たり次第探して、
話を聞いてみるか
逢沢 優希
逢沢 優希
いや、20年前なら
この学校に勤めてた先生が
今もいるはずだよ
逢沢 優希
逢沢 優希
まずは先生に話を聞こう
あなた

でも、先生は【加害者同盟】の
動画が見えてなかったよね?
話を聞いても手がかりなんて……

逢沢 優希
逢沢 優希
俺は動画のことを聞くんじゃないよ。
20年前、どのクラスで、
死者がたくさん出たのかを聞くんだ
逢沢 光希
逢沢 光希
なるほどな。それなら
事情を知ってる先輩を探しやすくなる
優くんの機転のよさと、
光くんの勇敢さは、すごく心強い。

本当に解決できるかもしれないって、
そう思わせてくれる。

こうして私たちは、
この学校で一番古い先生に
話を聞きに行った。

***
逢沢 光希
逢沢 光希
この学校の教師は、
生徒を守る気ねえのかよ
話を聞きに行ったあとから、
光くんの機嫌はすこぶる悪かった。

事情を知っていた先生は、
先生
先生
話すのはいいが、
関わり合いになりたくないんだ。
手短に済ませてくれ
と、守るべき生徒に、
薄情な言葉をかけたのだ。
逢沢 優希
逢沢 優希
仕方ないよ。学校側は
校内で死人がたくさん出たこと
なんて話したがらないだろうし
先生の話によると、
20年前に死の病が広まったのは、
【3-A】のクラスだったらしい。

やっぱりクラスの人間だけが死に、
生徒30人中、10人の死者が出たのだとか。

学校側は原因がわからず、
集団洗脳の類なのだろうと結論づけた。
あなた

生存者は20人でも、
人を傷つけて警察送りに
なった生徒もいるから、
被害者はそれ以上ってことだよね

逢沢 光希
逢沢 光希
加害者も社会的には死んでるしな
私たちは先生に教えられた
20年前の【3-A】の生存者に
会いに行くために廊下を歩いていた。
あなた

私たちも、何人残れるかな……

逢沢 光希
逢沢 光希
大丈夫だ。
これ以上犠牲者を出さねえために
今、動いてるんだろ
あなた

うん、そうだね

励まされて心が前を向いたとき、
ふいに優くんが足を止める気配がした。

少し先で、私と光くんも立ち止まり、
優くんを振り返る。
あなた

優くん?

逢沢 優希
逢沢 優希
…………
逢沢 光希
逢沢 光希
おい。優、早く行くぞ
光くんが優くんの元へ戻り、
その肩に手を置くと──。
逢沢 優希
逢沢 優希
……っ!
優くんは無言のまま、
光くんを殴りつけた。
逢沢 光希
逢沢 光希
ぐあっ
あなた

きゃああっ、優くん!