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第19話

19Channel 崩壊する精神
***
逢沢 優希
逢沢 優希
あなた、光希、ちょっと
優くんに呼び出されて、
私たちは人気のない階段の踊り場に来た。
逢沢 優希
逢沢 優希
あなた、ごめん。
きみの力のことがバレたのは、
俺がみんなに触れって言ったからだよね
あなた

優くんは悪くないよ。
私が考えなしに事実だけを
伝えちゃったから……。
もっと不審に思われない言い方が
あったはずなのに……

逢沢 光希
逢沢 光希
今は後悔しても仕方ないだろ。
あの様子だとクラスの連中が
あなたを傷つけるかもしれねえ
逢沢 優希
逢沢 優希
うん、そう思って、
ふたりをここに連れてきたんだ
逢沢 優希
逢沢 優希
学校はこのまま早退しよう。
いろいろあったし、
先生もあれこれ聞かずに
自宅に帰してくれるはずだよ
逢沢 光希
逢沢 光希
そうだな。
今は学校のほうが危険だ。
これからのことは、うちで考えんぞ
あなた

うん……

あなた

(でも、私……
ふたりと一緒にいていいのかな。
私が狙われてるなら、
ふたりも危険なんじゃ……)

あなた

あの、私……ひとりで家にいるよ。
大人しく部屋にこもってれば、
危なくないでしょ?

あなた

(私のせいで、ふたりに
なにかあったら、
今度こそ生きていけない)

ここで離れないと、
ふたりまで傷つくことになる。

そう思って申し出たのに……。
逢沢 光希
逢沢 光希
バカ
逢沢 優希
逢沢 優希
バカ
ふたりから返ってきたのは、
デコピンだった。
逢沢 光希
逢沢 光希
お前、変なこと
考えてるだろ
逢沢 優希
逢沢 優希
俺たちを危険に晒すとか、
思わなくていいんだよ
あなた

どうして……私の考えてること、
わかったの?

逢沢 光希
逢沢 光希
何年幼馴染やってると
思ってんだよ
逢沢 優希
逢沢 優希
何年幼馴染やってると
思ってるの?
ふたりが声を揃えて言うものだから、
ついくすりと笑ってしまった。
あなた

ふたりには、敵わないなあ

逢沢 光希
逢沢 光希
そうだよ、黙って守られとけ
逢沢 優希
逢沢 優希
そうそう、俺たちに守らせてよ
ふたりの笑顔を見ていたら、
少しだけ不安が和らいだ気がした。

***

学校を早退して、
光くんと優くんの家にいると……。

──♪~♪~♪~

私のスマホが鳴り、
ディスプレイを確認すると両親からだった。
あなた

ごめん、ちょっと親から
電話かかってきたから出るね

通話ボタンを押して、
スマホを耳に当てる。
あなた

もしもし?

声をかけると、少し沈黙が続いた。
あなた

(聞こえてないのかな?)

そう思って、次は少し大きな声を出す。
あなた

もしもし?

男の声
男の声
親を助けたければ、
ひとりで家に来い
あなた

……っ

若い男の声だった。
あなた

(誰なの……?)

嫌な汗が背中を伝う。
男の声
男の声
いいな?
電話がそこでぷつりと切れてしまい、
しばらく放心して動けなかった。
逢沢 優希
逢沢 優希
電話っておばさんからだった?
優くんの質問に答えようとして、
すぐに口をつぐむ。
あなた

(電話をかけてきた人は、
親を助けたければ
ひとりで来いって言った)

あなた

(もし私が、ふたりに
この電話のことを話したら……。
きっと一緒にくるって言う)

あなた

あ、うん。
一回帰って来なさいって。
ちょっと心配してる
みたいだから、
行ってきてもいいかな?

逢沢 光希
逢沢 光希
まあ、ずっと俺らの
家に泊まってるからな。
いくら親同士が仲いいからって、
心配するか
あなた

なにかあったら電話かけるから。
じゃあ、ちょっと行ってくるね

スマホをスカートのポケットに突っ込んで、
急いで向かいにある自分の家を目指す。

鍵で扉を開けて中に入ると、
恐ろしいほど静かだった。

私は深呼吸をして、
ゆっくりとリビングに向かう。
クラスの男子1
クラスの男子1
やっと来たのかよ
リビングにはクラスの男子が数人いた。
あなた

なんでここに……

戸惑いながら
部屋に視線を巡らすと……。
あなた

お父さん、お母さんっ

お父さんとお母さんは、
椅子に座った状態で縛られていた。
お母さん
お母さん
んー、んーっ!
お父さん
お父さん
んーっ
ガムテープで口を塞がれているふたりは、
逃げろと目で訴えている。

私がすぐに駆け寄ろうとすると──。
クラスの男子2
クラスの男子2
動くな