炭治郎:櫂さん、、櫂さん、、、!
善逸:櫂さぁぁぁん、、死なないでぇぇぇ!!!
カナヲ:櫂さん、、私、、、!
伊之助:おい櫂ノ助!まだ死ぬな!!
玄弥:櫂さん、、、
櫂醨:もう、、最後まで煩いなぁ、、ふふっ、もう、、鬼舞辻はいなくなって、鬼はいなくなったけど、、困っている人がいたら、助けてあげるんだよ。
炭治郎:はい、、分かってます、、!
隠:舞柱様、、、
櫂醨:皆、最後まで泣かないでよ、、、私は、皆の笑顔が、大好きだよ。
カナヲ:櫂、、さん、、
櫂醨:、、、でも、死ぬのが鬼に喰われてじゃなくてホント良かった。、、、さび兄にも、、会いたかったなぁ、、、コトッ
善逸:え、、、
炭治郎:え、、櫂、、さん、、?
伊之助:おい!返事しろ櫂ノ助!
玄弥:櫂さん、、ポロポロ
私は、死んだ。
鬼舞辻を倒すために戦って、鬼舞辻との決戦、無限城で上弦の弐を倒した。
そのとき、あの「痣」が出た。
その痣が出ると、25歳くらいで死んでしまう。
そして、25歳の誕生日、私は死んだ。
私は、皆大好きだった。
声も、性格も、全て。
さび兄が最終選別で死んだと聞かされたとき、私は絶望した。
そして、鬼狩りになりたいという気持ちが強くなっていった。
さび兄を殺した鬼。
両親を殺した鬼。
皆の大切な人を殺した鬼。
そう思うと、自然と力が出て来た。
でも、もう私は死んじゃったし、何も出来ないから皆のことを上から見ていようかなぁ。
そんなことを思っていると、
急に何も考えられなくなり、
私がもう1度意識が戻ったのは物心がつく頃の4歳だった。
お母さん:櫂醨、今からね、個性検査をするのよ。どんな個性を櫂醨が持ってるのかを調べにいくの。
お父さん:何だろうなぁ。僕達の個性は大した個性でもないしなぁ。
櫂醨:(お母さんとお父さん??そうだ、お母さんとお父さんだ。)すっごく楽しみ!
お母さん:そうねぇ!
何かを忘れているような、
ムズムズした感覚を持ちながら、
病院まで歩いた。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。