焦凍side
血舞櫂醨。
あいつは何なんだ?
やけに俺に突っかかってくる、、
別に嫌とかそういうんじゃねぇけど、、
櫂って呼べって言われたとき、一瞬ドキッとしたり、
個性把握テストのとき、「褒めて」と言われたたり、
なんか可愛いなって思っちまった。
いや、実際可愛いけどな。
でも頭はヤベェよな。
俺の苗字の「轟」を見て、「しゃしゃしゃさん?」って聞いてくるとは思わなかった。
まぁそこは爆豪が「とどろき」だって教えてたが。
実技の方はすごい。
飛び抜けて体力テストも1位だった。
脳筋ってやつか?
、、、いや、あいつは筋肉少なそうだ。
個性を上手く使ってるんだろうな。
、、、爆豪と櫂が一緒にいるところを見ると、突然心のどこかで「ズキッ」ってなったときが最近多くなった。
何でなろうな。
『授業』
プレゼントマイク:はい、ここはぁ?!
皆:普通だ、、
櫂醨:(何言ってるのかさっぱり分からん、、)うぅん、、、
勝己:櫂、お前どうせ全く分かってねぇんだろ。教えてやるよ。
櫂醨:え、ホント?かっちゃん!!ありがと!!
勝己:ふん、、ってかそれチゲェ。これはこの応用でこうなってるんだ。だから、、、
櫂醨:あぁ、そっかぁ!!、、、じゃあこれは?
勝己:ん?んだからこれは、、、
プレゼントマイク:じゃあこの問題血舞!!
櫂醨:えっ、えっと、、(分からないよどうしよ、、)
勝己:櫂、その問題は、、
焦凍:櫂。その問題の答えは◯◯だ。
櫂醨:えっ、あ、ありがとう!!えっと〜、◯◯でーす!!
プレゼントマイク:聞いたなぁ〜!!ま、そうだ!!
櫂醨:よし!
上鳴:いや、よしじゃねぇよ。
勝己:チッ、、(半分野郎、、)
櫂醨:轟くん!さっきはありがとう!英語は特に苦手なんだよね〜!!(大正時代生まれですから。)
焦凍:そうなのか、、?
櫂醨:そうなの!だってさぁ、文法とかもう呪いじゃない?!
焦凍:ふっ、呪い、、
櫂醨:あっ、笑ったぁ〜!!普段笑わないとこも似てる!
焦凍:ん?誰とだ?
櫂醨:あっ、いや、、知り合いに!
焦凍:そうか、、(それだけじゃねぇ気もするが、、、)
三奈:櫂ちゃん!ちょっと良いかな??
櫂醨:うん!
三奈:あのね、、女子全体で聞きたいことがあって、、、
櫂醨:?どうしたの?
葉隠:ぶっちゃけさ、轟のこと好きなの?!
櫂醨:えっ、轟くん?
麗日:櫂ちゃん、すっごく轟くんにアタックしてる感じだから!!好きなら応援するよ?
櫂醨:うん、私轟くんのこと、好き。
女子:おぉ!!
櫂醨:でもね、多分皆が言ってる「好き」じゃないんだ。もっと、上の「好き」っていうか、大切な「好き」なの。
八百万:ということは、、轟さんのことを恋愛的に好きではないということですか?
櫂醨:うん。
三奈:何だぁ〜、そうなのか〜、、
葉隠:残念!
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!