第10話

10話
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2020/06/29 12:56
櫂醨:まぁまぁ、良いの!!

出久:そうかなぁ、僕、ずっと心配だったけど、、、

櫂醨:もう!!この話は終わり!!

麗日:うぅ、すっごく気になるけど、、仕方ない!!

出久:そ、そういえばさ、皆、なんでヒーローになろうと思ったの?

飯田:インゲニウムを知っているか?

櫂醨:知ってる〜!!

飯田:それが俺の兄だ!!兄のようになろうと思い、ヒーローを目指した!!

麗日:へぇ〜!!櫂ちゃんは??

櫂醨:私?

焦凍:気になるな。

出久:そういえば、全然聞いたことなかったなぁ、、

櫂醨:私、、はね。皆を、、守りたかったからなぁ、、(鬼殺隊の、舞柱だもん。)大切なものを奪われてしまったときの悲しさは、分かるの。だから、もうそんな思いを皆にして欲しくない。そう思う人を減らしたい。そう思って、、、!

皆:、、、

麗日:な、なんか、、重い、、?

出久:理由はすっごい良いと思うんだけど、、、質問、良い?

櫂醨:どうしたの?

出久:櫂ちゃん、、、何か、大切なものを奪われたの?

皆:!!!

櫂醨:えっとぉ、、、そ、そういうのを体験できるアプリって言うか、サイトって言うか、、、!そんな感じで知って、、、!

皆:ホッ

飯田:驚いたぞ!!

櫂醨:ごめんごめん、、、(前世の記憶の方を言っちゃった、、、)
焦凍side

櫂は、時々急におかしなことを言う。

さっきだって、急に悲しそうな顔をして真剣に話し始めた。

まるで本当に体験しているかのように。

そうだ、櫂は不思議なやつだ。

知らないことが多い。

個性だって知らねぇし。

個性把握テストで見た個性は、なんか矢印がたくさんあったな。

でもあれだけじゃねぇし、、、

あと、、、

櫂の言う「守る」って言う言葉が、他のやつらより、

重い。
『ビービービー生徒の皆さんはすぐに避難してください』

麗日:えっ、何?!

櫂醨:何が起こったの?!
櫂醨side

急に警報が鳴って、皆急いで非常口の方に走っていたので、

私はその流れに乗ってかなり移動してしまった。

もう、お茶子ちゃん達は見えない。

そんなとき、さび兄の声がした気がした。

すると、腕を誰かに引っ張られた。

櫂醨:わぁっ、、

勝己:大丈夫かよ、、、

櫂醨:かっちゃん!!ありがと!もう、すっごく流されちゃって、食べてた皆とも離れちゃって、、

勝己:そうかよ。

飯田:ダイジョーブ!!ただのマスコミです!!ここは雄英!!最高峰の人間の行動を取りましょう!

生徒:なんだ、マスコミかよ、、

櫂醨:えぇ、びっくりしたぁ、、
焦凍side

櫂を呼んだ。

すると、櫂は気づいたのか、俺の声を探して首を振った。

が、櫂が誰かに引っ張られた。

その向こうにいたのは、爆豪だった。

爆豪が櫂を助けた。

何故か悔しかった。

俺が助けたかった。

仲良く話してて、なんかムカついた。

、、、負けちまったな。

でも、まだ完全には負けてねぇからな。

ゼッテェ負けねぇからな。

爆豪。

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