勝己:おい櫂!!!お前は俺とだ!!
櫂醨:え?良いけど、蜜璃と轟くんもね?
勝己:ハァァァ?!半分野郎はチゲェだろ!!
櫂醨:え?あ、もしかして、蜜璃のこと好きなの??多分だけど蜜璃はいぐ、、、
蜜璃:キャァァ!!か、櫂ちゃん?!ダメよぉ、言っちゃ!!
櫂醨:あ、ごめんごめん、、かっちゃん、ドンマイだ。
焦凍:(爆豪、、、なんか可哀想だな。)
櫂醨:まぁ、一緒に行くのは良いけど、轟くんも一緒だからね??
勝己:あぁもうわぁったよ!!
櫂醨:ねぇねぇ、2人ってさ、なんか買うものあるの??
勝己:ねぇ。
焦凍:俺も。
櫂醨:えぇ?!じゃあここに来た意味ないじゃん!
蜜璃:か、櫂ちゃん!きっとそれはぁ、、
櫂醨:??
蜜璃:(そうよ、きっと、、この2人、櫂ちゃんのことが好きだから、、ついて来たんだわ!私天才よ!)
焦凍:俺は、、、こう言うとこ、あんま来たことねぇから、、
櫂醨:あぁ〜、そう言うことかぁ〜!あ、じゃあさ、お菓子屋さん行こ?!
勝己:、、、は?
蜜璃:和菓子よね?!
櫂醨:もっちろーん!!あるでしょ、絶対!あのね、蜜璃はね、桜餅が大好きなの!
焦凍:そうなのか、、、?
櫂醨:そうだよ〜!!私もね、蜜璃ほどではないけど好きだし、和菓子好き!轟くんはさ、蕎麦好きじゃん?和じゃん!もしかしたら、轟くんも和菓子好きかもよ!!
焦凍:ふっ、、そうかもな。
櫂醨:うん!(笑った!可愛い、、!)
勝己side
半分野郎、、
お前もどうせ櫂のこと好きなんだろ。
俺だって小さい頃からずっと、、ずっと好きだ。
半分野郎も苦労してるみてぇだが、あいつにはどうせ響かない。
中学生のとき、櫂はある男子に告白されてた。
櫂は断ったが、その後もアタックされ続けた。
そいつはどうにか自分を好きになってもらうために、
勉強を教えてやってたり、
櫂が大変そうにしてることを手伝ってやったり、、、
でも無理だった。
だからそいつは櫂を諦めた。
きっと俺もただの幼馴染としか思ってねぇだろうし、
半分野郎もただのクラスメイトとしか思ってねぇだろうな。
どうしたら櫂を自分のもんに、、
出来んだよ。
櫂醨:えっと〜、、あったよ、あそこ!
蜜璃:キャァ!素敵ね!
焦凍:確かに、、和店だな。
櫂醨:入ろ〜!!
焦凍・勝己:(お、おい、、、ちょっと待て?食い過ぎじゃねぇか?)
櫂醨:ねぇ、どう??ここの桜餅、美味しい?!
蜜璃:えぇ!!とっても!
焦凍:そ、そんなに食って、、大丈夫なのか?
蜜璃:あらぁ、大丈夫よぉ〜!いつもより食べてないし!
焦凍・勝己:(これ以上食うのかよ、、)
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。