第85話

85話
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2020/07/24 06:17
櫂醨side

私の誕生日は1月5日。

今は12月28日。

皆の活躍は全部知ってる。

出久みたいに、できるだけ皆の情報を、、、

私は、25歳で死んでしまうかもしれない。

体力だって、痣が出る前と比べたら段違いに落ちたんだ。

もう走れない。

もう長い距離歩けない。

でも、体力が無くなったら本当に死んでしまうかもしれないと思って、毎日毎日歩いてる。

今住んでいるところは、おじいさんおばあさんしか周りに住んでいない一軒家。

ド田舎。

遠くまで歩くのは毎年初詣だけ。

今年はいけるかな、、

前世通りだったら私は後数日で死んでしまうのだけれど。

しのぶからもらった薬は毎日欠かさず飲んでいる。

私だって死にたいわけじゃない。

生きたい。
『同窓会の帰り』

出久:かっちゃん、、、あのさ、言いたいこと、、あるんだけど、、

勝己:なんだよ。

出久:(珍しく聞いてくれてる、、)あの、、櫂ちゃんの誕生日って、、

焦凍:何日なんだ?!

出久・勝己:?!

出久:と、轟くん?!

勝己:なんで半分野郎が、、

焦凍:俺は櫂の誕生日を知らない。でも、、お前らの反応見てると、、近いんだろ、櫂の誕生日!!教えろよ!!俺はっ、俺は櫂に死んでほしくねぇんだよ!!好きな、、好きなやつに死んでほしくねぇんだよ!!

勝己:お前に関係ねぇだろ。

出久:か、かっちゃん!!(行っちゃった、、)

焦凍:緑谷!!教えろ!!緑谷も、知ってんだろ!!

出久:えっ、あ、うん、、でも、、

焦凍:なんだ?

出久:本当に、、間に合うか、、

焦凍:良いから。

出久:櫂ちゃんの誕生日は、、、、、
焦凍side

早く、、

早く見つけねぇと!!

俺は今まで何をしてきたんだよ。

『櫂ちゃんの誕生日は、、、、、8日後、1月5日なんだ。』

『え、、、、、』

『僕も、、いや、僕もかっちゃんも、櫂ちゃんを探したいんだ。でも、どこか分からない。「日本のどこか」じゃ分からない。だから、、、』

『諦めたくねぇ!!、、、なぁ、櫂との、、思い出の場所とかねぇのかよ、、』

『櫂ちゃんとの?』

『あぁ!!!知ってるやつにも会わずに、静かに暮らせるところ。で、ここからもそう遠くない場所だ。』

『静かに暮らせるところっていうのはわかるけど、、どうしてここからそう遠くない場所、、、?』

『胡蝶さんに薬もらってんだろ。毎回毎回遠くから来るのも難しいだろうし、聞いたんだ。お前らが帰った後、錆兎に。痣ができるとどうなるか。』

『え?それは25、、歳にっ、、』

『それだけじゃねぇ。錆兎も聞いただけだが、前世の櫂はどんどん体が弱くなっていったらしい。』

『!!そういうことか!!』

『あぁ。だから、、ねぇのか?旅行に行った場所とか、、ここから近すぎず遠すぎねぇ思い出の場所。』

『、、、、、ごめん。行ったところは1つじゃない。かっちゃんと話してみても良いかな。できるだけ、、いや、明日連絡する!!』

『、、、分かった。ありがとな。』

遅くならねぇように、、

ゼッテェ間に合わせてみせる。

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