櫂醨:さ、さび兄っ、、うわっ、、、
錆兎:よそ見をするな櫂!!
櫂醨:う、うん!
蜜璃:もう〜〜〜!!また倒さなきゃいけないなんて!!
炭治郎:絶対勝つ!!!
櫂醨:み、皆っ、、、
悲鳴嶼:鬼舞辻、、、南無阿弥陀仏、、、!!
柱の皆と炭治郎達、錆兎がきていた。
この数で戦えば、勝てる!!
と思ったが、これは奇襲ではなく、
珠世さんの鬼を人間に戻す薬を打っていたわけでもないので、
前世のようにはうまくいかない。
鬼舞辻に傷を作っても、すぐに治ってしまう。
しかし、鬼舞辻は確かに、前世のときより劣っていた。
回復速度は馬鹿にならないが、前世よりは遅く感じた。
もしかしたら、、、
そんなことを思っていたら、私達の前には障子が。
まさか無限城に?!
あそこは危ない。
鬼がたくさんいて、、、
鳴目の支配下にある城。
前世は愈史郎がなんとかしてくれたけど、今この場に愈史郎はいない。
勝算があるのか分からないけれど、この中で戦うのはとても危険だ。
なんとか入らせないように皆行動した。
しかし、私達は目を疑った。
鬼舞辻は、私達と戦いたくなさそうに無限城に入って私達の前から消えた。
櫂醨:う、嘘、、、
不死川:あいつぁぁぁぁ!!!
炭治郎:クソォォォ!!!
しのぶ:クッ、、、
錆兎:なん、、、だと、、、!!
私達は、さっきまでいた、今はもう何もないところを呆然と見ていた。
今、何が起こったのだろうか。
皆それぞれ必死に答えを探しているのだろう。
私は、、、
私は、こう思った。
やっぱり、鬼舞辻は前世より人を喰っていない。
大正よりいろいろと発達した今、人間を隠れて食べることは
食べるだけなら簡単だが、その後が問題となるのだろう。
『ネット』
『マスコミ』
世界中の人と繋がれる今、行動を慎重にせざるおえないのではないか。
でも、鬼舞辻はそんなこと気にしなさそうなのに、、、
あ、もしかしたら以前ほどの人間を受け付けなくなってきているのではないか?
いや、それは私達に都合の良すぎる解釈だ。
あぁ、分からない。
、、、でも、考えても分からないことを永遠に考え続けるのは疲れる。
とにかく「鬼舞辻を倒す。」
これだけ考えるんだ。
私達が戦っている映像は、テレビ局とヒーロー省が繋がって公にしていないらしかった。
それは私達鬼殺隊にとって良いことだった。
混乱を巻き起こしてしまうから。
そして、もう1つ。
この組織が政府公認になったこと。
大正では政府公認の組織ではなかったので、まぁ良かったことだ。
私達は鬼舞辻との戦いが終わった後、倒れた。
一気に疲れが押し寄せ、怪我もあったから。
皆病院送りで、私が次に起きたのは、3日後だった。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!