第88話

88話
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2020/07/25 02:48
ピンポーン

勝己:俺が出る。

櫂醨:ありがと、かっちゃん。

勝己:(どうせもう動けねぇくせによ。)

ガチャッ

勝己:!!!

出久:かっちゃん?!

焦凍:もう見つけてたんだな。入らせてもらうぞ。

勝己:あ、ちょ、おい!!

ピシャッ

櫂醨:?!

焦凍:櫂っ!

出久:櫂ちゃん!!
なんで轟くんと出久まで、、

かっちゃんは言わないって言ってたのに。

もしかして、2人で探してくれたのかな。

こんな動けない私、かっちゃん以外に見せたくなかったのにな。
櫂醨:まさか、轟くんと出久にまでバレちゃうとは思わなかったな。

焦凍:俺は、ずっと櫂に会いたかった。

出久:僕も、、、

焦凍:皆、会いたがってんだ。錆兎も。

櫂醨:うん、、、でも、今の姿を見せるわけにはいかないし、もう私、動けないんだ。

焦凍:っ、、
櫂醨:まさか、轟くんと出久にまでバレちゃうとは思わなかったな。

焦凍:俺は、ずっと櫂に会いたかった。

出久:僕も、、、

焦凍:皆、会いたがってんだ。錆兎も。

櫂醨:うん、、、でも、今の姿を見せるわけにはいかないし、もう私、動けないんだ。

焦凍:っ、、

出久:櫂ちゃんの誕生日まで後3日。僕、なんでもするから!!ここじゃなくて、病院、行こうよ!!

焦凍:そうだ!!その方がここにいるより高い治療が受けれるだろ!!

櫂醨:うん、、、そうかも、、だけど、今更だしね。

焦凍:!!、、、俺は、、俺は櫂に生きてほしいんだ!!ここにいても死んじまうかもしれねぇだろ!だったら俺が!!俺が無理矢理にでも櫂を連れて行く!!

勝己:半分野郎、ウルセェ。

焦凍:っ、、

櫂醨:あ、ありがと、轟くん、、ゴホッ『血を吐く』

出久・勝己・焦凍:!!

出久:か、櫂ちゃん?!

焦凍:連れて行く。病院に。『横抱きする』

勝己:俺が連れてくわボケェ!!

焦凍:タタタッ

勝己:無視すんな!!
焦凍side

俺は、車に櫂を乗せ、病院に向かった。

緑谷は病院に着いた後、錆兎達に連絡してくれたらしい。

しばらくすると、皆来た。

女子はもう泣きそうな顔をしている。

ヒーローだから、こう言う人は何度も見ているはずなのに、やっぱ櫂だからか、、

俺は、病院に遅くまで残ったが、櫂は目を覚さなかった。

そして翌日。

朝早くから病院に行った。
櫂醨:おはよ、轟くん。
ベットに寄っかかって起きている櫂がいた。
櫂醨:昨日はごめんね、本当。心配かけちゃって。

焦凍:櫂っ、、
俺は、櫂を抱きしめた。

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