ピンポーン
勝己:俺が出る。
櫂醨:ありがと、かっちゃん。
勝己:(どうせもう動けねぇくせによ。)
ガチャッ
勝己:!!!
出久:かっちゃん?!
焦凍:もう見つけてたんだな。入らせてもらうぞ。
勝己:あ、ちょ、おい!!
ピシャッ
櫂醨:?!
焦凍:櫂っ!
出久:櫂ちゃん!!
なんで轟くんと出久まで、、
かっちゃんは言わないって言ってたのに。
もしかして、2人で探してくれたのかな。
こんな動けない私、かっちゃん以外に見せたくなかったのにな。
櫂醨:まさか、轟くんと出久にまでバレちゃうとは思わなかったな。
焦凍:俺は、ずっと櫂に会いたかった。
出久:僕も、、、
焦凍:皆、会いたがってんだ。錆兎も。
櫂醨:うん、、、でも、今の姿を見せるわけにはいかないし、もう私、動けないんだ。
焦凍:っ、、
櫂醨:まさか、轟くんと出久にまでバレちゃうとは思わなかったな。
焦凍:俺は、ずっと櫂に会いたかった。
出久:僕も、、、
焦凍:皆、会いたがってんだ。錆兎も。
櫂醨:うん、、、でも、今の姿を見せるわけにはいかないし、もう私、動けないんだ。
焦凍:っ、、
出久:櫂ちゃんの誕生日まで後3日。僕、なんでもするから!!ここじゃなくて、病院、行こうよ!!
焦凍:そうだ!!その方がここにいるより高い治療が受けれるだろ!!
櫂醨:うん、、、そうかも、、だけど、今更だしね。
焦凍:!!、、、俺は、、俺は櫂に生きてほしいんだ!!ここにいても死んじまうかもしれねぇだろ!だったら俺が!!俺が無理矢理にでも櫂を連れて行く!!
勝己:半分野郎、ウルセェ。
焦凍:っ、、
櫂醨:あ、ありがと、轟くん、、ゴホッ『血を吐く』
出久・勝己・焦凍:!!
出久:か、櫂ちゃん?!
焦凍:連れて行く。病院に。『横抱きする』
勝己:俺が連れてくわボケェ!!
焦凍:タタタッ
勝己:無視すんな!!
焦凍side
俺は、車に櫂を乗せ、病院に向かった。
緑谷は病院に着いた後、錆兎達に連絡してくれたらしい。
しばらくすると、皆来た。
女子はもう泣きそうな顔をしている。
ヒーローだから、こう言う人は何度も見ているはずなのに、やっぱ櫂だからか、、
俺は、病院に遅くまで残ったが、櫂は目を覚さなかった。
そして翌日。
朝早くから病院に行った。
櫂醨:おはよ、轟くん。
ベットに寄っかかって起きている櫂がいた。
櫂醨:昨日はごめんね、本当。心配かけちゃって。
焦凍:櫂っ、、
俺は、櫂を抱きしめた。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。