ピシャッ
そこには、鬼舞辻と柱の数名、善逸達がいた。
いないのは義勇とさび兄、炭治郎だけ。
猗窩座を倒しているのだろうか、、、
そして、奥には鳴目の姿が。
悲鳴嶼:血舞!!あそこに上弦の肆がいる!!血舞は鳴目だ!!
櫂醨:うんっ!!
私は鳴目の動かす畳や障子を避けながら向かった。
しかし横にあった障子が私の方に来て、私は避けきれず遠くに飛ばされた。
蜜璃:櫂ちゃんっ!!、、、っわぁっ、
伊黒:甘露寺、よそ見はするな。
蜜璃:ご、ごめんなさぁい!!
それが数回続き、私の身体が所々痛い。
さっきから壁にぶつかってばっかだからなぁ、、
でも、鬼舞辻に勝つにはまず私が、、、!
今まで、ずっとこの日のためにさび兄達と一緒に個性の練習もしたんだ。
無駄にできない!!
皆も戦ってる!!
櫂醨:目隠しの術『愈史郎』!
本当は個性を使いたくなかった。
あの鳴目を制御するとき、キャパになっちゃいけないから。
私は今まで鍛錬してきて、他の皆よりはキャパが遅いけれど、
高技術の血鬼術を鬼舞辻の支配が取れるまでやるには、キャパになってしまうんじゃないか。
実際にこの血鬼術を使うのは初めてだ。
今まではさび兄達と手順などを他のもので代用して練習していたから。
この目隠しの術は気配とか音は消せないから、
なるべく音を立てず気配を消して近寄る。
そして、やっと、、、!
怖い。
怖い。
怖い。
、、、鬼じゃなくても、誰か、人の脳に手を突っ込むなんて、、
うぅ、、でも、やるしかないんだ、、!
私は鳴目の頭の左右に指を入れた。
気持ち悪い。
、、、よし、練習したことをやるんだ。
錆兎side
猗窩座をギリギリで倒し、皆のところへ向かう。
櫂は大丈夫だろうか。
すると、急にこの無限城が勢いよく動き出した。
炭治郎:こ、これって、、愈史郎くんが上弦の肆と戦ってたときの、、うわっ、、
義勇:櫂っ、、、!
義勇:じゃあ、櫂は今上弦の肆を、、操っているのか?!
炭治郎:そ、そうだと思う!!
義勇:櫂は間接的に鬼舞辻と戦っている。俺達も、、早く行かなければ、、、!(櫂、、!)
義勇:そうだな。
鬼舞辻side
チッ。
またこの感覚。
人間の分際でよくも、、、
前世では油断してしまったが、今世ではそう上手く行かせない。
鬼殺隊もここにいるだけだ。
私がここにこいつらを呼んだのは鬼殺隊を皆殺しにするため。
鳴目は絶対に取らせない。
舞柱、、
まずはお前からだ。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!