勝己side
昨日、獅子男(錆兎)に櫂が会ってから、
櫂は態度が変わった。
『今日から一緒に帰れないの、ごめんねっ、かっちゃん、、』
なんでなんだよ、、
あいつと会ったせいで、狂いっぱなしなんだよ。
俺と櫂が。
もう、他人みてぇになってんだよ。
休憩時間だって櫂は上の空。
女子に話しかけられても、曖昧な答えしか言わねぇ。
心配してるやつもいるが、俺はそんなもんじゃない。
ずっと一緒にいたんだ。
俺が、、、
俺が櫂のことを1番知ってんだ。
あいつじゃねぇ。
三奈:今日さ、櫂ちゃん上の空だよね、どうしたんだろ〜
葉隠:絶対えっと、、、そう、錆兎くんが関係してるよね!
八百万:それは確実ですわ!
麗日:さっきね、爆豪くんに帰れないって言ってたんだけど、、、これも関係あるかな?
蛙水:あるでしょうね。
響香:つけてみる?
三奈:良いね、それ!
八百万:そ、そんなこと、、い、いけませんわ、、、!
葉隠:本当は行きたいくせに〜!
焦凍:それ、俺も行って良いか?
出久:ぼ、僕も、、、!気になるよ、幼馴染だもん。
麗日:うん、行こ〜!!
三奈:あ、でも、今回は見つかっちゃダメだよね!
八百万:そうですわね!
キーンコーンカーンコーン
櫂醨:さよーならー!!!
皆:バイバーイ!
三奈:、、、よし、行くぞ!
瀬呂:何があんだろうなぁ。
峰田:もしかしたら、、、
蛙水:峰田ちゃんの考えはダメよ。
櫂醨side
スマホでキメツ学園を調べて、そこまで走って行く。
会えるんだ。
柱の皆にも、炭治郎達にも、真菰や鱗滝さんにも。
何年ぶりだろうか。
あぁ、楽しみ。
そう思って走っていると、キメツ学園に着いた。
雄英よりは大きくないかなぁ。
まぁ、雄英がデカすぎなんだけどね。
錆兎:お、櫂ー!
櫂醨:さび兄!!
炭治郎:櫂さん、、、!
善逸:櫂さぁぁぁぁん!!!!!お久しぶりですぅぅぅぅ!!!前と変わらずお綺麗でっ!!
櫂醨:皆っ!会えて嬉しい、、、!
カナヲ:嬉しい、、、会えるなんて、、、!もう会えないかと思ってました。
櫂醨:私もだよ、
伊之助:変わってねぇな!櫂ノ助は!
櫂醨:いつになっても伊之助は私のこと櫂って呼んでくれないよね、、なんで?
伊之助:櫂ノ助は櫂ノ助だ!
善逸:それ答えになってない、、、
炭治郎:柱の方々は先生をやってる方が多いんですよ!
櫂醨:じゃあなんで私は炭治郎達みたいに生徒なの、、、?
玄弥:子供っぽいからじゃないですか?
櫂醨:玄弥、、、?
錆兎:まぁ、再会できたことだし、話しながら帰ろう。
炭治郎:そうですね!
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!