炎が来た。
普通に避けても次の炎が来るか氷結が来る。
だったら、、、
櫂醨:透明化の術『愈史郎』!
焦凍:チッ、、、(見えねぇ、、)
炎を避けた。
気配を消しながら動くのは慣れてる。
こっそり轟くんの後ろに回って、蹴りを入れようとした。
、、、が、何故か気付かれた。
そして、大きな氷結が、私を囲んだ。
焦凍:やっぱ、、いると思った。
プレゼントマイク:おぅおぅおぅおぅ?!どうだ?!どうなったんだ?!
櫂醨:神の手『玉壷』、、、
その瞬間、氷結は全て魚になった。
皆、驚いた顔をしてた。
大丈夫。
この魚は毒がない。
プレゼントマイク:どこから出て来たんだ?この魚はぁぁ!!
焦凍:本当に、、、どんだけあるんだよ、個性、、
櫂醨:もう、決着つける!
私は、とにかく全速力で轟くんの前まで行った。
そして、
櫂醨:幻影の術『愈史郎』!
焦凍side
櫂に何かを貼られた瞬間、何もなかったかのように櫂は数m離れたところにいた。
だから、氷結を使った。
しかし、何故か急に体が動いて、気づいたら場外にいた。
ミッドナイト:ち、血舞さんの勝利!!よって、決勝進出!
皆:うぉぉぉ!!
焦凍:?!
櫂醨:轟くん、ごめんね。あれは私、ズルかったかも。
焦凍:、、、負けたのは変わりねぇ。
櫂醨:そっか、、、
焦凍:どんな個性、、、血鬼術?を使ったんだ?
櫂醨:っ、、、幻影の術ってやつだよ。幻を見せるの。
焦凍:なるほどな。
櫂醨:さっきも言ったけど、、、ホントごめんね。エンデヴァーが嫌いな理由、私には分からないけどきっと何かあったんだよね。
焦凍:まぁ、、な。でも、これからは向き合わなきゃいけねぇ。緑谷と櫂のおかげだ。
櫂醨:そっか!!
プレゼントマイク:始まるゼェェ!!体育祭決勝戦!
皆:うぉぉぉぉ!!
勝己:(ゼッテェ勝つ!)
ミッドナイト:よーい!スタート!
櫂醨side
なんかすっごくたくさん爆発してくる、、、
かっちゃん、ニトロだからなぁ、、
まずは寒くしないとね。
いやだけど、あいつの血鬼術、使わせてもらいますよ!
櫂醨:寒烈の白姫『童磨』!
勝己:チッ、、(分かってやがる、、さみぃ、、)
櫂醨:どうよかっちゃん!
勝己:ふんっ!こんなん全然平気だわ!!
ドォォォンドォォォン
櫂醨:えぇ、嘘ぉ、、、
寒烈の白姫が割れた。
まさか壊しちゃうとはなぁ、、
だったら、この血鬼術を使ってもきっとかっちゃんは防いでくれる。
少しは体力を削げると思うんだけど、、、
櫂醨:冬ざれ氷柱『童磨』!
勝己:?!(まじかよ、、、)
ドォォォンドォォォンドォォォンドォォォン
しかし、その割れた氷柱がかっちゃんに傷をつけた。
、、、え?
私は、血鬼術で傷つけてしまった?
嘘でしょ、、、
氷柱が割れた後なんて、何も考えてなかった。
あぁ、なんで私って頭が悪いんだろう。
これじゃあ、、、
鬼と一緒じゃん。
そして私は戦う気力がなくなった。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。