第61話

61話
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2020/07/15 12:09
翌日、柱としてはおかしいが慣れていない早起きをして、

訓練に移った。
相澤:血舞、お前の訓練はどんな個性が出せるか分からないから、まず全部見せてみろ。

櫂醨:はい!嫌です!

相澤:!!、、、おい、ふざけてんじゃねぇぞ。

櫂醨:ふざけてないですよ、至って真面目です。

相澤:じゃあ何故見せないんだ。

櫂醨:私の個性は、人を殺すための個性だからですよ。

相澤:!!

櫂醨:元々は、前、話した鬼の異能なんです。それを私が上手く使って人を殺さないように使っているだけ。種類が多くても、使える種類は少ないんです。

相澤:そ、そうなのか、、、(急に真面目に話し始めたな、、、)

櫂醨:本当に、私の個性、危ないんですからね。鬼が人を食べるときに使う能力なんですから。

相澤:じゃあ今まで使って来た個性を伸ばせば良いんじゃないか?

櫂醨:まぁそうですけど、、、異能は伸ばしづらいんです。って言うか、少しだけ鬼体質みたいな私だと伸ばせないと思います。だから、私は1人で鍛錬します。

相澤:ちょ、おい!

櫂醨:大丈夫ですー!素振りとか、してるだけなんでー!

相澤:おっ、、、(相変わらず身体能力たけぇな、、、)
私は、森の奥まで来たら素振りを1万回。

池をみつけたので息どめ10分。

柔軟をして、ランニング。

意外とキツかったけど、いつかまた鬼舞辻と戦うときのために

鍛錬はしておかなきゃ。

ランニングをしていると、横からの風が冷たくて気持ちよかった。

と思ったら、次に熱い風が来た。

また少しすると冷たい風が吹いて来た。

そこを見ると、まさかの轟くんが大きなドラム缶に入って個性を使っていた。

おぉ、これは疲れるなぁ、、、

頑張れ、轟くん!

心の中でそう言い、後にした。

ランニングが終わり、次は何をしようかと考えていたら、洸汰くんに会った。
櫂醨:あれ、洸汰くんじゃん!初めまして〜!私、血舞櫂醨って言います〜、櫂って呼んでね〜!

洸汰:ふんっ、、、ヒーローになりたいやつなんかと関わりたくねぇ!!

櫂醨:(出久にも言ってたな、、、)どうして、そんなこと言うの?

洸汰:お前に関係ねぇだろ!!

櫂醨:そうかもしれない、、、けど、私、知りたい!

洸汰:話が通じねぇな、お前。

櫂醨:うっ、、、よく言われるよ。

洸汰:お前、頭ん中子供だな。高1なんだろ、子供すぎだろ。

櫂醨:ううっ、、それもよく言われる、、

洸汰:ふっ、、お前、馬鹿なんだな!!

櫂醨:ちょっと〜、年上にそんなこと、言っちゃダメだよ〜??

洸汰:お前のこと、認めてやる。

櫂醨:認める?何を何を??いやぁ、何かは分かんないけど、認められたんなら嬉しいよ!

洸汰:馬鹿ってことをだけどな!

櫂醨:ちょ、ちょっと〜?!(笑顔になってる!嬉しい!)

洸汰:(なんか、嬉しい。こんなやつと、初めて会ったな、、)

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