第7話

変わりきった日常
華奈(かな)
華奈(かな)
……おはよう…
お母さん
お母さん
…おはようじゃなくて
おはようございますでしょ…出来損ないッ!
華奈(かな)
華奈(かな)
は、はい……
もう優しいお母さんは帰ってこない…
優しい家族はもう居ない…
私は健人兄ちゃんがいなくなってから
家族からの暴力を受け始めた
全員お爺ちゃんの言うことが正しいと思い始めたからだ……
華奈(かな)
華奈(かな)
お、お母さん…ご飯は……
お母さん
お母さん
ご飯?そんなものあるわけないでしょ
お爺ちゃん
お爺ちゃん
お前にご飯など勿体ない…!
明るいうちは家に入ってくるな!
はやく出ていけ!
華奈(かな)
華奈(かな)
……わかり、ました…
総兄ちゃん
総兄ちゃん
……出来損ない
私は朝から夕方までずっと外で過ごすようになった
この日もそうだった
傷だらけで、私は朝から外に出ていた
私が外にいると後ろから声がした
振り返るとそこには、総兄ちゃんがいた
華奈(かな)
華奈(かな)
総兄ちゃん……
私は、総兄ちゃんから逃げるようにして
近くの公園に走って行った
華奈(かな)
華奈(かな)
この公園……健人兄ちゃんとよく来てた公園…
公園につくと私はそう言い辺りを見回した
すると、ベンチに座っている男の子がいた
その男の子は傷だらけで私のほうを睨むようにして見ていた
華奈(かな)
華奈(かな)
……あの男の子…
私はこの時、健人兄ちゃんとの約束を思い出した…
健人兄ちゃん
健人兄ちゃん
誰かを助けてやる!約束な!
華奈(かな)
華奈(かな)
……約束、守らないと
私は勇気をだしてその男の子に話しかけた
華奈(かな)
華奈(かな)
ね、ねぇ!
こうた
こうた
………だれ
華奈(かな)
華奈(かな)
わ、私は華奈!
もしよかったら一緒に遊ばない?
こうた
こうた
…………
男の子は傷だらけの私を見つめてきた
こうた
こうた
君も、お母さんとお父さんの仲が悪いの……?
華奈(かな)
華奈(かな)
え……?私は……
仲が悪いというより…私が嫌われてるの
こうた
こうた
そうなんだ………
その男の子はすごく寂しそうな顔をした
華奈(かな)
華奈(かな)
……えっと
名前はなんて言うの?
こうた
こうた
俺は…こうた
華奈(かな)
華奈(かな)
こうたくん……!
ねぇ、こうたくん!私と幼なじみにならない…?
こうた
こうた
幼なじみ……?
華奈(かな)
華奈(かな)
うん!これから毎日この公園で一緒に遊ぶの!
こうた
こうた
……いいの…?
華奈(かな)
華奈(かな)
もちろん…!
一緒に遊ぼ!
こうた
こうた
……うん!
この時少しだけこうたくんが笑ってくれた
私はこの時すごく嬉しかった
華奈(かな)
華奈(かな)
じゃあ、今日から幼なじみだね!
よろしくね……!!!!
こうた
こうた
幼なじみ……!華奈ちゃん
よろしく…!
こんな小さい子達の助け合い
あなたはどう見えますか……?





--------キリトリ線--------
主
親からの暴力暴言は
この頃にはもう日常になっていました
主
生きることって難しいですよね…
主
でも、私は幼なじみを
こうたを助けようと動けた
そしてこうたの笑顔が見れて嬉しかった
華奈(かな)
華奈(かな)
ねぇ、未来の私!
主
なーに?過去の私?
華奈(かな)
華奈(かな)
他人の笑顔って素敵だね!
主
…そうだね!
主
ここまで読んでくださりありがとうございました
主
今回は短かったですが許してください
主
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その他諸々お待ちしております