〈 あなた〜 !! 〉
〈 聞いて聞いて聞いて !! 〉
《 なに 、 》
〈 俺なドラマ決まってん !! 〉
《 そうなん 、おめでとやな 》
〈 今日なんかテンション低ない? 〉
《 そんなことないで? 》
駿くんは元気でも私は月一の女の子でそれどころじゃないんです 、お腹も痛いし腰も痛くてほんまに嫌になる 。
でもそれにイライラして駿くんに冷たくしちゃう自分が1番嫌い 、
こんなこと思ってたら駿くんが行動に出ました 。←
〈 あ 、思い出した !! 〉
〈 あなたおいで 〉
駿くんは全てを見透かして思い出したのように私を寝室へ連れていきました 。
〈 横なっといて 〉
《 大丈夫やもん 》
〈 いいから 、 〉
〈 俺色々取ってくる 〉
すると駿くんは薬と掛布団を持って秒で戻ってきました 。
《 ありがとう 》
〈 今日アレやろ? 〉
《 知っててんな 》
〈 当たり前やん 、だって俺あなたの彼氏やで?笑 〉
《 ドヤ顔せんといて気持ち悪い笑 》
〈 気持ち悪いはさすがに傷つく笑 〉
《 ごめんやん笑 》
〈 やっぱあなた気持ちずーんってなってる時より笑ってる時の方がすきやわ 〉
《 私は駿くんの笑顔もかっこいいのも好き !! 》
〈 俺ビジュアル担当やし 、それに山田くんだいすきやねんもん 。かっこいいとか当たり前やん?笑 〉
《 えまって山田くん好きは関係ない笑 》
〈 関係ある!!だってかっこいいもん! 〉
《 まあ綺麗な顔してるけど駿くんの顔には関係ないやん?笑 》
〈 ごもっともです笑 〉
《 なんか駿くんと喋ってたらお腹痛いの治ったわ 、ありがとね笑 》
〈 うん 、また痛なったら言いや? 〉
《 いえす 》 ←
おしまい 。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。