《 駿くん脚交換して 》
〈 いきなりどしたん 〉
《 Mステ見て思った 、脚長いし細いし綺麗やし 》
〈 いやあなたも綺麗な脚してるやん 〉
《 どこ見てんねん 》
〈 え褒めてあげてんけど笑 〉
《 俺スカの女装の時もそやけどさ女辞めたいわ 》
〈 あなたは女やからいいのに 〉
《 んじゃ脚ちょうだい 》
〈 なんでなん 〉
《 私太ももから足首まで筋肉の塊やもん 》
〈 でも足首細いからめっちゃ好きやでその脚の形 〉
《 そゆとこずるいねん 》
〈 なんもずるないわ笑 〉
《 こっち悩んでんのに駿くんに相談したらどうでも良くなるから解決策見当たらん 》
〈 でもいいやん楽しいやろ俺と話すん 〉
《 最後どやるんやめて 》
〈 いやや 〉
〈 どやっても好きなくせに 〉
《 好きやけど?なんか文句あんの? 》
〈 何も無いです 〉
《 ほんまにこの脚の筋肉どうにかしたい 》
〈 多少ある方がいいって絶対 〉
〈 細すぎたらなんか勝手にやけど心配なる 〉
《 身長もどうにかしたいのに 》
〈 それは無理やって諦めろ 〉
《 あんたの身長縮めたろか 》
〈 やめてせっかく伸ばしてんから 〉
《 私も伸ばそうとしてるから 》
〈 結論伸びてないけどな 〉
《 駿くんとは違って筋肉ついてるからやし 》
〈 俺がガリガリみたいな言い方して 〉
《 ひょろひょろやん自分 》
《 横から見たら薄っぺらいで 》
〈 あなたも薄いで胸のとこ以外 〉
《 すぐそういうこと言うよな 》
〈 だって男なんだもんっっ ( •̤ᴗ•̤ )♡ 〉
《 全力で吐きそう 》
〈 それは辛い笑 〉
《 ぶりっこする駿くんが悪い 》
〈 流星くんの移ったわ 〉
《 大西さんに今すぐ謝れ 》
〈 流星くんごめんなさい笑 〉
《 ほんまそゆとこ子供よな 》
〈 身長低くて態度おっきくて脚と腕むきむきなやつに言われたない 〉
《 悪口全部詰めたやろ 》
〈 多少言っても怒らへんの知ってるから言えるねん 〉
《 私心広いからな 》
〈 筋肉の面積もな 〉
《 海底に沈めんぞ 》
〈 こっわごめんやん笑 〉
《 駿くんより力持ちやしいいもん 》
〈 なにを根拠にそう思ってんの笑 〉
《 そんなんしらん 》
〈 え 〉
《 てことで駿くん毎日筋トレしいや 》
〈 いいよ 〉
《 一日腹筋1000回 》
〈 死んでまうわ 〉
《 私はスパルタやで 》
〈 スパルタにも程がある 〉
《 まあまあ怒りなさんな 》
〈 とりあえず頑張るわ 〉
《 ふぁいてぃん 》
おしまい 。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。