第3話

導かれる先
7
2020/05/16 14:59
「君はさぁ、何でそんなに前を向けているの?」

ふとした瞬間の疑問だった。

その一言にどれだけの感情が
あるのか知らない君。

分からなくても、分かろうとしなくても、
世界が動き出すと同時に、わたしは進めている。

「進むしかないんだよ」

その一言には、どこか重みを感じる。

"ポツリポツリ"と言葉を落とした、あの頃。
終わりのない、不確かな言葉たち。



本当にほしいモノというのは
みえないのだろうか。

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