満月の夜。
その光は私の心をあざわらうかのように
明るく光っていた
そらちぃは私を元気づけようと
明るく話しかけてくれる
それでも私の頭の中にはあの言葉が
響いて忘れられなかった
そらちぃの気持ちを聞いて私は
びっくりした
そう言ってそらちぃは私を
優しく包み込んでくれた
いつも何かあった時そらちぃが隣にいてくれた
私に必要なのはそらちぃなのかな。
それでも頭の中にはエイジとの
思い出が浮かび上がる
頭の中にエイジがいるにも関わらず
中途半端な状態でそらちぃとは付き合いたくなかった
そう言って最後まで笑顔を絶やさなかったそらちぃ。
まさか私のことが好きって思ってくれてたなんて…
私は一人、公園で黄昏ていた
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。