第22話

砕けた心
38
2019/04/15 03:53
それからエイジと過ごす日々が増えて行った
2人で出かけることは当たり前で
家にふたりっきりとか、学校でもふたりっきり
だったり。
私は日に日にエイジへの気持ちが強くなっていった
ある日エイジの機嫌がすごく悪かった
どうしたの?元気ないけど
エイジ
なんもない
そうゆうと自分の部屋に閉じこもった
どうしたんだろう。いつものエイジらしくない
そらちぃ
あなた
悪いんだけどえいちゃんのために
水買ってきてくれない?
あ、うん、分かった!
私は走ってアバハウスの近くのコンビニに
水を買いに行った
アバハウスに帰ってくると中から
怒鳴り声が聞こえた
リクヲ
ちょ、ちょっと落ち着いて!!
えいちゃん!!
エイジ
てめぇが意味わかんねぇことゆうからだろ!
一体何があったんだろう
みっくん
意味わかんないことって
えいちゃんがふうかのこと好きかどうかってこと?
どうゆうこと?!
私は頭の中がパニックになった
何がどうなってこうなったのか
リクヲ
なんだよ、その言い方!
俺は心配でゆってんだろ?
エイジ
はぁ?お前に何がわかんだよ!!
そらちぃ
えいちゃん…!
リクヲ
もっと素直になれば?
みっくん
ちょっと、りっくんも
エイジ
うっせぇなぁ。
俺はあんなやつ1ミリも好きじゃねぇ!
私は胸が締め付けられた
そらちぃ
…!!
あなた!!
私は勢いよくアバハウスから逃げた
聞きたくなかった言葉。
分かってたけど、改めて聞いたら辛い
そらちぃ
あなた!!
そらちぃはそうゆうと私の手を掴んだ
私は泣き崩れた。
はじめっから叶わない恋だったんだ
そらちぃ
大丈夫?あなた。
ちょっと休も?
そう優しく言ってくれたそらちぃ。
私たちは近くの公園のベンチで休んだ
そらちぃは泣いてる私の隣に
黙って横にいてくれた。
その優しさが伝わってまた涙が出てきた

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