※同棲,恋人設定。
※みんな一般人。
※目黒くん、向井くんもでてきます。
※お話ごっちゃごちゃかもです🌀





「なぁ、ホントに行くわけ？」
『当たり前じゃん！出席するって出したんだし。』
「でもさ…」
『もー、遅れるからもう行くね？』
「待てって。」
『もう、今度はなに？』
「ちょ、こっち、来て。」

と、手をひょいひょいとして自分の方へ来るように促す。それにつられて翔太の方へ行くと肩を持たれた。
すると首筋に痛みが走る。

『え、ちょい、』
「よーし行ってこい。」
『いやいやいや、なんで？』
「は？悪い？」
『いや……うん。悪い。』
「え、ダメなの？」
『そんな上目遣いみたいな可愛い顔しても同じだからさ。』
「ごめんって〜、てか可愛いと思ったんだ。笑
ほら、コンシーラーで隠せば？あと、夜は21時半までに帰ってきて。」
『…二次会行けないじゃんっ。』
「俺と二次会、どっちが大事なわけ？」
『それは……二次会？』
「え、は？わかんないわかんない。え、まじで言ってんの？」
『嘘だって、さすがに翔太の方が大事。』
「あぁ…そう…良かった。」
『じゃあ行ってくるね。またね〜！』
「おう…あ、迎え、連絡しろよ。」
『うん。ありがと。行ってきま〜す！』
「行ってらっしゃい。」


そうして同窓会に行った。
懐かしの友達とかと沢山話せた。時間がギリギリになるかもしれないけど、懐かしの仲間とまだ過ごしたかったから二次会へ。


「てかてか、あなたちゃん、彼氏いるんですよね？」
『あー、うーーん。いるよ〜？』
「なんだ、狙ってたのに。」
『え？笑』

冗談とはわかっていても、イケメンからそんなことを言われると少し期待してしまう。
まあ私には翔太がいるからそういう感情までは行かない。

「めぐきゅん！それはあかんで！しょうたくんは束縛凄いんやからぁ。」
『ははっ、それはないって笑』
「てか、…あなたちゃん酔いすぎじゃない？」
「俺も思ってん。あ、そうよ、翔太くん呼ぶな？さっきメール来とってん。」
『えぇ〜？まだいいよ〜。ていうか話そ〜？』

まだ20時をすぎた頃だと思い時計も見ずそう答えた。

「そんなん翔太くんに怒られんの俺らでもあるんやから、勘弁してや？てことでめめ、あなたちゃんお願いしていい？」
「ん、わかった。」
『……目黒くんさ、わたしと同じクラスになったことあったっけ？』
「ない…よ。康二のクラスに遊びに行った時はよく話してたけど。」
『あれ、そーだっけ。』

酔いが回っているせいか、ほとんど記憶にない。


「ごめんごめん！電話してきたで〜！10~20分くらいで翔太くん来るからな！あなた、大人しく待っときや！」
『んー、ありがと〜。』
「なんの話してたん？」
「まー、テキトーな話かな。」
「ふぅん。あ！そういやめめ、高２の時からあなたちゃんのこと好きやったよな〜！！懐かし！」
「……」
『……』
「あ、…めめごめ」
「いいよ康二。でもあなたちゃんが困っちゃうから。控えてって言ったよね？」
「ごめん…」
『い、いいよいいよ！私気にしないし！』
「やっぱり俺の事、気にしてないんですか。」
『え、？』
「俺、まだ好きなんですよね。翔太…くん？じゃなくて、俺にしません？」

そう言ってニヤッとする彼。

『えっと、……』
「ごめんけど、これ俺のだし。」
『翔太…！』
「しょっぴぃ〜！！」
「お前、他のやつにホイホイついて行くなって。」
『いや、これは』
「てか今何時だと思ってんの？」

携帯を開くと[22:34]と書いてあった。

『うわっ、ごめん！』
「はぁ……いい加減にしろって。心配したんだぞ。」

通知欄を見ると翔太からの不在着信が34件とメールが8件。

「うっわ、不在着信34件も。ほんとに束縛激しいんすね。笑」
「ちょ、めぐきゅん、」
「は？てかさっきから思ってたけど誰だよお前。」
『あぁ、この人は、康二くんの友達の…』
「目黒蓮です。よろしくお願いします。」
「ふーん。まあいいわ。あなた帰んぞ。」
『あ、うん。』


「あーあ。また逃しちゃった。」
「めぐきゅん…🥺」
「康二それ慰めてくれてんの？笑」
「…うん。」
「ありがと。あん時も翔太くんに防がれたし、勝ち目ねぇんだなぁ。俺だってずっと本気で好きなのに。」



『ちょ、翔太、痛いって、。』
「…うるせぇな。」
『はぁ？』

流石に強く握られたらこっちだって手首が痛いし、それにキレられるのも意味がわからない。

「俺だって、…余裕ねぇよ。
大好きな彼女が他の男といたら不安になるって。お前がそういうことするやつじゃねぇのわかってるけどさ、…男って何するかわかんねぇし……。ごめん。」
『…いいよ。私こそごめん。』

翔太、嫉妬してたんだ。予想外かもな。

「…俺飯食ってないから買って帰りたい、コンビニ寄らせて。」
『じゃ、スイーツ奢りで。笑』
「…まあ、たまにはいいかな。」
『ふふっ、翔太大好き。』
「…そ。」
『冷た〜。』
「俺は愛してるから。」
『…そういうこと言うなんて思ってなかったんだけど。』
「知らねぇよ笑」
『ま、私の方が愛してるかな〜！』
「は？それはない。」

なんて、バカップルみたいな会話もたまにはいいな。
やっぱり翔太も意外と私のこと大好き…いや、愛してるみたい。





目黒くんが高校からずっとあなたのこと好きだったっていうのはまた別の話……………