第2話

🙌
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2020/04/02 05:08






結局俺のだってことになったけど、
これミンギュのだろどう考えても



俺はアイツと違ってモテないし

彼女がいたこともない

特に仲の良い女友達は彼氏持ちだし




やっぱり違うと思うんだ



それに、『好きです』だけ書いてあって名前はない
スンチョル
んー?

授業中にその切れ端を見ながら唸ってみる



この子、どんな子なんだろう

ミンギュを好きってことは今日もしかして来るのかな?



なんて考えていると時間は流れ、昼休みになっていた
ヨジャ
スンチョルー、呼んでるよー
スンチョル
おー

お昼はミンギュと購買に行って一緒に食べる


だから呼んだのは迎えに来たミンギュだと思っていた
スンチョル
あれ?

ミンギュがいない?


どこ行ったんだアイツ
あなた

あ、あの!


手前にいた女の子に声をかけられた
スンチョル
ん?
あなた

スンチョル、さん

あなた

これ、よかったら食べてください


俺は差し出されたお弁当らしき包みを手に取ると「さようなら!」とその子は走り去って行った



はやっ



あの子絶対陸上部に入った方がいい







ってそんなことより
スンチョル
ありがとう、言えなかったな

というか誰?







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