第9話

久しぶりの全員集合
26
2020/06/26 12:42
しばらくして、りおが帰ってきた。
りお
りお
部屋はこの近く。
ついでに、食堂とかトイレの場所教えもらった。
まの
まの
宝石の場所は?
りおはドヤ顔をする。
あ、聞けたんだ。
りお
りお
もちろんでございます。
最上階に鍵付きの部屋にケースが置いてその中にモンスターサファイアがあったよ。
人がいない時は、いつもは鍵をつけてないみたい。
でも、部屋の前に警備員みたいな人が2人いる。
ふーん、セキュリティが甘いな。
律
これ、今、取れるんじゃね?
うんうん。
りお
りお
いや、みのる達が可哀想。
確かにね、みんなで奪いたいもん!
りお
りお
そういえば、みのる達、あしたの夜にこっち着くって。迎えの車をエモンドが出してくれた。
おお、感謝だな。

夕食になるとアランが部屋まで予備に来てくれた。私とりおと2人でパスタを食べた。
律はまだ体調悪いていうことで、お粥を部屋で食べた。

翌日、私たちが律の部屋でのんびりしていたらみのる達が入ってきた。
りお
りお
おぉ!久しぶり!
カエデ
カエデ
おまえら、すごいじゃんか!
カエくんはそう言いながら、りおの背中をバンバン
叩く。
みのる
みのる
元気だった?って、
律、病人か。
律がフッと笑って
律
もう治ったよ。
みのる
みのる
これ、もう奪えるじゃね?
やっぱりそう思う?
りお
りお
そしたら、みのる達の出番ないよ?
かえくんはえっへんという顔になってフっふっふっと悪者の笑い方をした。
カエデ
カエデ
安心したまえ、俺らが奪う。
君らが引き付けている間、俺がコソコソっと奪う。
そこから私たちの作戦会議が始まった。
全員集合は久しぶりだったからウキウキした。
カエデ
カエデ
作戦どうするか。、
律
まず、警官だよな
うんうん、あの2人をどう騙すか。
カエデ
カエデ
りお、その部屋に窓あったか?
りおは頷いた。
りお
りお
あったよ。1つだけ。
カエデ
カエデ
よし、そこから侵入しよう。
じゃあ、1人の方がいいね。 
侵入するのは。カエくんとみのるだったらどっちが運動神経いいんだろう。私から見るとどっちもいいんだけど。私が悩んでいると、みのると目があった。
みのる
みのる
だったら、侵入するのは1人の方がいいね。
以心伝心だ!さすがです
カエデ
カエデ
よし、俺が行く!
りお
りお
いや、みのるの方がいいでしょ。
小柄だし、素早いから。
カエくんはサラサラな髪をくしゃくしゃとした。
それがなんと綺麗な髪だったことか。
思わず見とれてしまった。
カエデ
カエデ
くそっ!
分かった、みのるいけ。
みのるはニッコリ笑って頷いた。
まの
まの
いつ決行?
律
奪ったら、すぐ出た方がいいよな。
だね、長居しても怪しまれるし。
カエデ
カエデ
よし、明日、ここを出る。
みのるは先に用事があるとか口実を付けて、どっこかに身を潜めておく。
そして、夜。
俺ら4人は車にエモンドにお礼として、何か披露して引き付けておく。
どうやら、あの警官2人は18:00〜19:00にご飯食べたりして、誰も居ないらしい。その間に盗む。そして、みのるから合図をもらい帰宅。みのるは今、帰ってきたかのように門で待ってる。駅に下ろしてくれといい自分たちで空港に行き、飛行機に乗る。もう、飛行機の航空機は取ってある。荷物検査に引っかからないスーツケース持ってきたから安心しろ。
おー、完璧やな。 
私、楽だな。でも、情報集めしたし!
律
よし、それで行くか。
りお
りお
俺、エモンドに知らせてくる。明日帰ること。
カエデ
カエデ
おー、よろしく。
まの
まの
よし、作戦も決まったことだし、もう寝よ?
カエデ
カエデ
そうだな。明日に備えて。
じゃあ、解散。
私たちは自分たちの部屋に帰っていった。
ついに明日決行か。
足でまといにならないようにしなくちゃな。

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