かっちゃんのお家に帰るため電車に乗り考えながら帰っていた。
もうすぐ日が暮れそうで、何となく焦っていた。
今思い返せば当たり前ように生活していて、もし私が夢を見ているだけだとしてもとても幸せだった。
最寄り駅につき、帰路へつく。
気のせいだと思いたかったが冷たい体が固まりそうな気配を感じる。
しかし、後ろを振り返るが誰もいない。
急いで帰ろうと駆け足になる。
曲がり角を曲がると、誰かにぶつかった
ぶつかったからか、かっちゃんに会えたからか、怖かったかどれか分からないが涙目になった
まだぶつかったことにびっくりして、道路に倒れていた私にかっちゃんがしゃがみこんで手を伸ばしてくれた。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。