あなたside
そんな親子のような話をして百合の家を出た。
大吾くんに連絡入れよっかな…。
えぇーと、
LINE開いて~。
大吾くん…。大吾くん…。
あれぇ。見つかんない?
友達作りすぎちゃったから見つかんない(泣)
私はスマホの中の大吾くんを探すことに夢中で前の人に気付かなかった。
ドンッ
そういって、ぶつかって尻餅をついた人に手を差しのべた。
その人が顔をあげるまでは、
私は…。
これで仕事も頑張れるという楽観的な感情を持っていたのに。
それが一気に崩れ落ちる様を
見ることになってしまった。
相沢琥陽
私がこの世で一番嫌いな人物。
小学生の時は殺したいとまで思った。
二度と会わないと思ってたのに…。
そうだ、、。
あいつがこの世にいる限り会う可能性は0%にはならない、、。
本当に死んで欲しい、。
あいつが死なないなら
私が死にたいの。
でも、、今は目の前のことを片付けなきゃ。
だぁかぁら!大吾くんどこやねん!!!!!←
NEXTstage→❤30
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。