- 夜
あなた:楽しかった……!
治:せやな( 微笑んで )
あなた:ありがとう治くん!
治:ええねん。俺が行きたかったところやもん
あなた:……幸せだった( えへへ,と微笑んで )
治:……次行く時は本当の結婚式やな
あなた:へ……?
治:……また,あなたのドレス姿見られるんや( 微笑んで )
あなた:……!
治:……楽しみにしとるから( 微笑んで )
あなた:……!うん!
治:ほな,そろそろ帰ろか
あなた:あ,治くん……!
治:?
あなた:今日……ちょっと時間ある……?
治:?おん
- あなた宅
治:お邪魔します
あなた:目瞑って座ってて!
治:え?
あなた:いいから早く!
治:?( 大人しく目を閉じて )
あなた:………
( 暫くすれば急に唇が重なり )
治:……!?
( 思わず目を開ければ微笑むあなた,そしてテーブルには" 治くん 合格おめでとう! "と書かれたケーキが置かれていて )
治:え………?
あなた:バレンタインデー&合格祝いです!
治:……これ……あなたが作ったん?
あなた:うん!頑張って作りました!
治:………( 目元に手を当てて )
あなた:……?治くん……?
治:……あかん
( あなたの腕を引き寄せればそのまま抱き締めて )
あなた:……!
治:……俺は世界一幸せ者や( 微笑んで )
あなた:……!改めまして,合格おめでとう( 微笑んで )
治:ありがとな( 微笑んで )
あなた:そして!これからもずっとずーっと大好きです!!( 満面な笑みでそう言って )
治:……あほ。可愛すぎや
( 唇を重ねて )
あなた:んッ………
治:なぁ……もう一つ食べたいもんあんねんけど
あなた:……?なぁに……?
治:……あなたが食べたい
あなた:へ……?
治:……駄目か?無理せんように優しくする……
あなた:……いいよ
( 微笑んで治の首に手を回し )
治:………!
あなた:……召し上がれ( 照れたように微笑んで )
治:………!いただきます
( そのままソファに押し倒して唇を重ねて )
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!