第5話

電車を乗り継いで
822
2022/09/12 12:16
祐希side

電車に揺られて早60分

俺はずっと外の景色を眺めていた。

懐かしい町が見えてきた。

もし、あなたに会うことが出来たら

あなたのことが

今でもずっと大好きなんだよ

って自分の気持ちを伝えるんだ

当然、あなたにだって大切に思う人はいるだろう。

だったら

当たって砕けろ。俺。









そして

約束の場所に着いた。

ここまだ残っていたんだ

花畑の真ん中に

1人の女性が立っていた。

春らしいワンピースを着た

同い年くらいの女性

春の始まりを告げる風が

女性の長い髪をなびかせた。

その女性は

あなただった。
彼女はこちらの視線に気づいたのか

あなたはこちらに振り向いて
あなた
ゆう……き…?
と一言
石川祐希
久しぶり、18歳の誕生日おめでとう
短くてごめんなさい🙇‍♂️🙇‍♂️🙇‍♂️

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