第3話

君の好きなお菓子を手に
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2022/09/10 10:00
祐希side
今日 4月8日は

俺の初恋の人

あなたの18歳の誕生日。

8年前の春頃

俺とあなたで約束をした。
彼女は覚えているだろうか

結構前の事だから

忘れているのではないかと

不安になる。

だけど、これに関しては

自分が行くか行かないかで決まる。

俺はあなたが忘れていないことを信じて

約束の場所に向かうことにした。
祐希 母
祐希?どこか行くの?
石川祐希
うん。あなたって覚えてる?
祐希 母
えぇ、あなたの名字あなたちゃんでしょ?
石川祐希
そうそう
祐希 母
あなたちゃんがどうしたの?
石川祐希
今日、あなたの誕生日なんだ、
俺がこっち来る前にあなたと約束したんだ。
石川祐希
あいつが、18歳の誕生日に会おうって約束
祐希 母
そう、そんな約束をしていたのね。
祐希 母
あなたちゃん、いるといいわね
石川祐希
うん、だから今日は帰り遅くなるかも
祐希 母
分かったわ、気をつけてね
祐希 母
そうだ祐希。あなたちゃん、マフィン好きだったでしょう?
ちょうど今焼きあがったの!手土産として持って行ってあげて!
石川祐希
ありがとう、母さん
ガチャ
石川祐希
行ってきます!

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