...来た。
オイ、テメェら
“トーマン“が二つもいるか?
もう戻れない。
いらねぇよなぁ?
私達は東卍と戦る。
イヌピーなんて、気にしない。
気にしちゃいけない。
オイ!!ガキ共、三天戦争で王は決まっただろうが!!!
今さら古いチーム持ち出してんじゃねぇぞコラ。
ガキの抗争はウンザリなんだよ!!!
ガキ...か。
そのガキの相手をしてる私達も、十分ガキだろうと思うけど。
それによぉー、テメェら負け組の集まりじゃよぉ、オレら“関東卍會“の相手になんねぇだろうが
思い出作りなら他でやれ!
三途の言葉で、下っ端が笑う。
幹部でもないくせに、よく笑うよ。
テメェらは“トーマン“じゃねぇよ
.....は?
何かボソッと言った。
そんなんじゃねぇんだよ.....
そんなん...?
“トーマン“はそんなんじゃねぇ
今日!!!関東卍會“をぶっ潰して、オレらが東京卍會の名を継ぐ!!!
殺すつもりで来い、関東卍會!!
何があっても東京卍會は折れねぇ!!!
何があっても関東卍會を潰す!!!
花垣...。
行くぞ、佐野 万次郎!!!
来いっ!
抗争が、始まってしまった。
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!