本当に。
最近ずっと仕事続きで寝れてない...とりあえず早く家のベッドに...
そう思いながら事務所内をフラフラと歩いていると、曲がり角で誰かとぶつかった。
俺がフラフラしてたのと、ぶつかってきた人が結構なスピードだったこともあり、俺はそのまま床に倒れてしまった。
俺の顔の横にある腕を辿り顔を上にあげると__
ニヤニヤしながらこちらを見ている小林を発見した。
......待て
待てこれどういう状況????
俺の顔の横に小林の手がある=絶賛小林に床ドンされ中
......フフフ。
動揺すると思ったであろう諸君!!!!
だが俺はこの程度のアクシデントでは冷静さを保ォつ!!!!((
俺はある仮説を立てた...それは「もしかしたら小林は人を押し倒し慣れている説」だ。(?)
いや普通人押し倒したら動揺するじゃん??でもにこにこしてるってことは...
小峠とかを押し倒してるってことでしょ!!!!(?)
もうこれだけで尊いからっっ
俺は動じねぇんだよフハハハハ!!()
俺が顔を上げながら言うと、小林が突然顔を近づける。
顔がいい!!(n回目)
小林はそう小声で言った後、手の甲を俺の頬に当てスリ...と撫でる。
な、なんだこれ...?!
どういう状況?!
きっと真っ赤になったであろう俺の顔をじっと見つめ、フッと笑ったかと思えば次の瞬間には俺の額に唇を寄せていた。
なんっっだこれ!!
何してんの?!ちゅう?!ちゅうか!!!!←←
何してくれてんのホントに!!
パニックになっていると頭上から気配がする。
俺の叫びも虚しく去っていく須永。
な、なんか誤解されたよね絶対...!!
大分まずいぞこれ!!
そう言うと小林はゆっくりと起き上がり立った。
俺の自ずと立ち上がる。
俺は土下座する勢いで頭を下げる。
そう言って小林は下げている俺の頭に手を乗せ、後ろ手を振りながら去っていった。
俺は赤くなった顔を隠す様に、早足で事務所を出ていった。
END
ほんっっっとにキャラ崩壊
すみませんでした(土下座)
リクエストありがとうございました!
小峠編はまた後日書かせて頂きます🙌
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!
転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。