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第8話

メイド服

『─さて、第35回サクラ祭が開幕です!!』


花火の音と共に開始された文化祭。

既に、学校内は地域の人、保護者、他校の人で溢れていた。


「じゃあ!売上1位目指して頑張ろう!」

「「「おーーーーー!!」」」


宮野くんのその声で私たちは各持ち場に移る。

言い忘れたみたいだけどうちのクラスはメイドだけではない。

そう。メイドが居ればもちろん…


「おかえりなさいませ。お嬢様」

「「キャーーー!」」


執事だって当たり前に居る。

うん。お客さんも掴めているみたいだし大丈夫そうかな?


バチッ…

「あっ…」


執事の服を着せられて、珍しく露骨に嫌な顔をする秀と目が合う。


『たすけて』


口パクでそう訴えかけてくる秀だけど、クラスの売り上げに貢献してもらわないとね!


『ほら!お客さん!頑張ってね』


ジェスチャーと口パクでそう返答する。

すると秀は顔に笑顔を向け接客する。

だけど女の子に笑顔を向ける秀を見て…

ズキズキ… まただ…また、胸が苦しくなる


私はそのまま教室を離れた。


「美桜〜!これ頼める?」

「うん!了解!」


やっと私の仕事が終わった頃には、もうお昼を過ぎていた。

お昼まだだな…

せっかく食べるなら自分のクラスで食べよう。
何か手伝えることもあるかもしれないし。


私はstaffのカードを首から外し、自分のクラスに行く。


「頼む!美桜!」


で…この状況はナンデスカ?


「1人どこか行っちゃって…美桜しかいないの」


って…メイド服チラつかせてそんなこと言わないで…


「クラスを助けると思って!」

「はぁ…分かった。やるよ」

できればこっち側の仕事はごめんだった。

だって…似合うわけないじゃん!

ほら!似合ってないし!

こんなので接客したら見る人に迷惑だよ…

ていうか…メイド服こんなに露出多かった!?


「美桜〜!頼んだよ!」


だけど今更断るなんて私にはできなかった。


「今いくよ〜」