メンバーと雑談をした後マネージャーと合流し
社内にある保健室?みたいな所へ向かった
湿布やテーピングがやたらと多いのは
それだけ頻繁に使うからだろう
それぞれのグループが所属しているから
共通の物品もあるけど
グループごとに分けられてたりもして
しっかり整理整頓されていた
マネージャーは書類を取ってくるために席を外した
下手に動くと迷子になりそうだから
部屋の中をじっくり見せてもらうことにした。
とりあえずBTSの箱を確認していると足音が聞こえてくる
この子めっちゃ耳がいいから何でも聞こえちゃうんです
だからBGとしてもめっちゃ優秀なのです👏
ガチャッ🚪
んーと、この人名前なんだっけ?
確か…………
とりあえずいきなり名前間違えなくてよかった
でも何しに来たんだろ?
どこかにぶつけたのだろうか?
それとも振り付けが激しすぎるとか?
そう言って、いつも自分で取りに来ていたのか
箱の中から湿布を2枚ほど取り出し
部屋を出ていこうとするユンギさん
ん?ちょっと待って?
肩ってことは自分で貼るの難しくない?
前からってことは少しくらいマッサージとかして
血行よくしたほうがいいよね?
よし、頑張れ私!
思い切って声かけてみる?
思い切って声をかけてみると
ユンギさんはちゃんと立ち止まってくれて
私の方を見つめてくる
よし、えらい私!
まぁたとえ断られたとしても勇気を出しただけ偉い!
恥ずかしさのあまり少し下を向いていたが
断られると思っていた私には少し驚きの返事が返ってきた
頼って貰えた?
こんな年下のガキのことなんて相手にしないと思ってたけど
ちゃんと笑顔で接してくれた。
長椅子に腰かけたユンギさんの元へと向かう
少しの恥ずかしさと緊張で
ほんのり赤くなっていたのは秘密♡
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!