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2021/08/03

第14話

12
次の日。


学校に行くと…――案の定、いじめが始まっていた。


でも、ド定番の水かけは無かった。代わりにあったのは、机上の落書き。


落書きなんて、小学生でもできるぞ?と思いながら、落書きに目を通す。


「罪人」 「バカ」 「ブス」 「消えろ」などと特徴的な字で書いてあった。


…馬鹿ぐらい、漢字で書こうぜ。馬と鹿だ、馬と鹿。


それに…と思い、試しに落書きを指でなぞる。


それは書きたてだったらしく、滲んでいく。


…案の定、水性だった。


油性じゃないのか?それとも、あとから消えなくなるのが怖かったのか?


どっちだっていい。とにかく、これを書いた馬鹿をさがすんだ。


でも、僕はこの字に見覚えがあった。


この…独特の丸文字。そして…馬鹿という漢字もわからない頭の悪さ。


これを書いたのは…―――――――
あなた
葉月?

僕が冷たく言い放つと、彼女はビクッ、と震える。

あなた
これを書いたのは…お前か?


目つきを鋭くして問いかける。

葉月
そ、そーよ。てゆか、名前で呼ばないでよぉ!

激しく怒鳴る葉月…――――――否、遙。


まったく、短気なやつだな。
あなた
そうか…じゃぁ遙。お前にこんなことを言う資格はないと思うが?
朔夜
それ、どーゆー意味だよ


朔夜までもが加勢する。やっぱりこいつも裏切り者なのか。


もう、楽しかったあの日々を過ごすことはできないのか…――――

あなた
まず、僕は罪人じゃない。「バカ」っていうけど…神崎、遙。

お前らは成績で僕に勝ったことがあるか?…特に、遙