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第122話

🥀
1,418
2022/03/12 08:54





















me.
うわぁ…///
すごいなぁ…



翌朝…





私は彼より早く目が覚めて支度を始めてる。




洗面台の鏡にうつる自分を見て、思わず絶句。




首に無数のキスマーク。




1つや2つじゃない。



me.
マフラーしてるしかないかな…




不自然だろうけど、これを皆に見せるわけにはいかない。












グク
おはよ…




眠そうにお腹を搔きながら洗面台に顔を出す彼。

me.
お、はよ…///



そんな姿すら様になってるからすごい。



グク
…早くない?
me.
そう…?
まぁ、ちょっと早いかな?




彼は私の腕を引き寄せると抱きしめてくる。




グク
寝顔見たかったのに
me.
グクは可愛い顔で寝てたよ///
グク
天使だった?
me.
…うんっ///



私の左手を見て彼は微笑む。





グク
ペアリングって
こんなにいいものなんだね
me.
そう、だねっ///
グク
あなたと付き合ってからさ
今まで知らなかった事とか
感情とかたくさん知れて
毎日すごい充実してるんだよね




彼にとってそんな存在で居られることが私も嬉しい。





me.
私も…戸惑うことも多いけどっ///
グクと一緒にいると全部が新鮮だよ?
グク
あー、今日も仕事か…
あなたと離れたくないな
me.
仕事でも会えるじゃん!
グク
そうだけどさ~、
こういうのできないもん


私にぎゅっと抱きつく。




me.
事務所でもするじゃんっ///
グク
そうかな?
あれでもかなり抑えてる
me.
…そう、ですか?///


できればもう少し抑えてほしいのは、言わないでおこう。





反撃が怖いから。

グク
首、昨日より赤いね
me.
…そうなの///
マフラーしてたら不自然だよね?
グク
うん




そう言って笑う彼に私は軽くパンチする。



me.
付けすぎだって!///
グク
ごめん…止まんなかったんだもん
次からは見えないところに付けるね?
me.
付けるの禁止!
グク
それはダメ。
ちゃんと僕の彼女だって
付けておかないと。
消えないように…



たぶんまだ彼は私の学生時代のことを根に持ってる。



me.
…あ!もうこんな時間!
行かなくちゃっ…




早く起きたはずなのに、もうすぐ出ないといけない時間。




グク
今日も別で行くの?
me.
うん、私はバスで行くよ!







私は不満そうな彼を置いて、一足先に家を出た。







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