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第9話

メッセージの送信者は?
永沢 胡桃
永沢 胡桃
あ……!
河端 零
河端 零
どうした?

私が突然声を上げたので、零くんはびくっとして手を離した。


あのことは、零くんに聞くのがいいだろう。


想太を誰よりもよく知っているのだから。
永沢 胡桃
永沢 胡桃
こ、これ! 知らない人から送られてきたの。
零くんは、こういうことをする人、誰か心当たりない?

私はスマホを取り出して、謎のメッセージを零くんに見せ、そう質問した。


零くんは画面を見るなり、眉根を寄せた。
河端 零
河端 零
なんだこれ……気持ち悪いな
永沢 胡桃
永沢 胡桃
怖いよね。
私もびっくりした

零くんの様子を見る限り、やはりこれを送信したのは彼ではないと、私は確信した。
永沢 胡桃
永沢 胡桃
でも、誰が何のためにこれを送ってきたのか、分からなくて……。
結局のところ、私に何を伝えたいのかも分からないし
河端 零
河端 零
そうだな。
もう少し、ゆっくり話せる場所に行くか?
永沢 胡桃
永沢 胡桃
うん、お願い

不安に思う気持ちを素直に告げると、零くんが相談に乗ってくれることになった。


もっと早く連絡すればよかったと思いながら、私たちは事故現場を後にした。



***



やってきたのは、塾帰りによく三人で寄った公園だ。


零くんも高校二年の中頃から、私たちと同じ塾に通うようになった。


想太とはまた違うクールで大人っぽい雰囲気を持つ零くんは、女子生徒や女子大生の講師たちの間で「かっこいい」と、すぐ噂が広がったものだ。
永沢 胡桃
永沢 胡桃
懐かしいね。
ここ
河端 零
河端 零
うん。
俺も久しぶりに来た

零くんは私と想太に遠慮して、よく先に帰ろうとしていたのだけれど、「三人の方が楽しいから」と、私たちが引き留めて一緒にいることが多かった。


よく考えてみたら、零くんにとっては迷惑でしかなかったのかもしれない。


でも、今の零くんが懐かしそうに微笑んでいるのを見ると、まんざらでもなかったのだろうと思える。


アスレチックに近いところのベンチに座り、私は再びスマホを出して、あの画面を表示した。
永沢 胡桃
永沢 胡桃
私と想太が付き合っていたことを知っている人じゃないと、これを送れないよね?
河端 零
河端 零
そうだな。
まあ、同じ塾の奴らだったら、だいたいが知ってると思うけど
永沢 胡桃
永沢 胡桃
え、そうなの!?

零くんは目を丸くした。


どうやら、気付かれていないと思っていたのは、私だけ――いや、私と想太だけかもしれない。
河端 零
河端 零
まさか、気付かれてないとでも思ってたのか?
永沢 胡桃
永沢 胡桃
……うん
河端 零
河端 零
ぶふっ
永沢 胡桃
永沢 胡桃
ちょっと、笑わないでー!

零くんは、呆れて吹き出した。


私が恥ずかしがっていると、零くんは笑うのをやめた。


そして、少しの間考える素振りを見せた後、とんでもないことを真顔で言ったのだ。
河端 零
河端 零
そのメッセージ、想太自身が送ったんじゃないの?

【第10話につづく】